Actualités japonaises: トランプ大統領 “EU・メキシコ8月1日から関税30％” 書簡公表

トランプ大統領だいとうりょう “EU・メキシコ8月つき1日にちから関税かんぜい30％” 書簡しょかん公表こうひょう

N2 Jul 13, 2025 01:07 360

Furigana Traduction

アメリカのトランプ大統領だいとうりょうは12日にち、自身じしんのSNSでEU＝ヨーロッパ連合れんごうとメキシコからの輸入ゆにゅう品ひんに、8月つき1日にちから30％の関税かんぜいを課かすと明あきらかにしました。

トランプ大統領だいとうりょうがSNSに投稿とうこうした書簡しょかんによりますと、EUとメキシコからの輸入ゆにゅう品ひんに対にたいし、8月つき1日にちからいずれも30％の関税かんぜいを課かすとしています。

このうち、EUに対にたいしトランプ政権せいけんがことし4月つきに示しめした「相互そうご関税かんぜい」などは20％で、その後そのご、5月つきには交渉こうしょうが行き詰いきづまっているとして50％の関税かんぜいを課かす考かんがえを明あきらかにしていました。

EU側がわは、トランプ政権せいけんとの交渉こうしょうで主要しゅよう産業さんぎょうの航空こうくう機きや自動車じどうしゃの分野ぶんやなどで詰つめの協議きょうぎを進すすめていて、交渉こうしょうを担当たんとうする委員いいんは9日にち、合意ごういに向むけて進展しんてんしているという認識にんしきを示しめしていました。

一方いっぽう、メキシコに対にたいしては、薬物やくぶつの流入りゅうにゅうなどを理由りゆうに原則げんそく、25％の関税かんぜい措置そちを発動はつどうしていますが、アメリカ、メキシコ、カナダの協定きょうていに基もとづく製品せいひんはこの関税かんぜいから除外じょがいされていて、今回こんかいの30％の関税かんぜいが協定きょうていで除外じょがいされた製品せいひんなどに課かされるかどうかは明あきらかにしていません。

書簡しょかんでは、メキシコによる薬物やくぶつ対策たいさくが不十分ふじゅうぶんだとされています。

トランプ大統領だいとうりょうは7日にちから各国かっこくへの書簡しょかんによる新あらたな関税かんぜい率りつの通知つうちを始はじめていて、日本にっぽんからの輸入ゆにゅう品ひんには25％の関税かんぜいを課かすことを明あきらかにしています。

EU委員いいん長ちょう交渉こうしょう継続けいぞくも対たい状況じょうきょう次第しだいでは抗こう措置そち辞じさない姿勢しせい

EUのフォンデアライエン委員いいん長ちょうは12日にち、声明せいめいを発表はっぴょうし、「重要じゅうようなサプライチェーンを混乱こんらんさせ、双方そうほうの企業きぎょうや消費しょうひ者しゃに損失そんしつを与あたえるものだ」としています。

そのうえで「EUは一貫いっかんしてアメリカとの交渉こうしょうによる解決かいけつを優先ゆうせんしてきた。

来月らいげつ1日にちまでの合意ごういに向むけて引き続ひきつづき取り組とりくむが、それと同時どうじに、必要ひつように応おうじてEUの利益りえきを守まもるためのあらゆる措置そちを講こうじる」として、今後こんごも交渉こうしょうを続つづけるものの、状況じょうきょう次第しだいでは対抗たいこう措置そちも辞じさない姿勢しせいを示しめしました。

今回こんかいの書簡しょかんについて、EUの関係かんけい者しゃはNHKの取材しゅざいに対にたいし「もちろんいい兆候ちょうこうではないが、交渉こうしょうの最終さいしゅう段階だんかいでEUに再ふたたび圧力あつりょくをかけるための駆け引かけひきかもしれない」と話はなしています。