G20=
主要20
か国の
財務相・
中央銀行総裁会議が
日本時間の26
日夕方、
南アフリカで
開幕します。
アメリカの
トランプ大統領が
新たな
関税政策を
打ち出し、
国際課税の
ルールからの
離脱も
示唆する
中、G20として
世界経済の
成長に
向けて
協調姿勢を
示せるかが
焦点です。
G20の財務相・中央銀行総裁会議は、南アフリカのケープタウンで日本時間の26日夕方から2日間の日程で開かれ、日銀の植田総裁や斎藤財務副大臣が出席します。
今回の会合では
▽アメリカのトランプ大統領が新たな関税政策を打ち出すなか、不確実性が高まる世界経済への対応や
▽巨大IT企業への適切な課税など国際課税のルールが主要なテーマとなる見通しです。
前回、去年10月のG20では、世界経済はソフトランディング=軟着陸する見通しで認識が一致しました。
こうした中、トランプ政権の発足後初めて開かれる会合で、G20として世界経済の成長に向けて協調姿勢を示せるかが焦点となります。
また、日本が旗振り役となって進められてきた国際課税のルールづくりでは、トランプ大統領が離脱を示唆するなかで、日本としては、企業間の公平な競争を保つために国際課税の意義を訴え、議論をリードしたい考えです。
ただ、今回の会合では、アメリカはベッセント財務長官が欠席する見通しとなっています。
共同声明のとりまとめも含めて、一連のテーマについてどこまで議論が深まるかは不透明な情勢で、G20の結束力が問われることになりそうです。