25
日に
岩手県陸前高田市と
大船渡市にまたがる
山林で
発生した
火災は、
消防などの
消火活動で
火の
勢いは
弱まりましたが
消し止められておらず、2つの
市は
周辺の
住民およそ550
人に
引き続き
避難指示を
出して
警戒を
呼びかけています。
25日午後3時20分ごろ、陸前高田市小友町の山林で「ごみを焼いていた火が燃え移ったようだ」という通報が住民からあり、消防が地上と上空から消火にあたりましたが、火は複数の場所に燃え移り、隣の大船渡市末崎町の方向まで広がりました。
消防によりますと、26日未明まで消火活動を続け、火の勢いは弱まっているということですが、消し止められていません。
現場付近の状況について、26日午前6時すぎから自衛隊のヘリコプターが上空から確認したところ煙が上がっている場所があり、消防などが今後の消火活動について検討しているということです。
この火災で、これまでのところけが人の情報はないということですが、周辺の住宅に延焼のおそれがあるとして、大船渡市は25日に続いて末崎町の162世帯391人に、陸前高田市は小友町の71世帯155人にそれぞれ避難指示を出し、25日夜の時点で15世帯39人が避難所に避難したということです。
2つの市を含む岩手県の沿岸南部では2月18日から乾燥注意報が発表され、空気が乾いた状態が続いています。