ウクライナ
侵攻を
続けるロシア
軍は、
新たに
東部のドニプロペトロウシク
州への
攻撃を
行い、
占領地の
拡大を
図っているとみられます。
继续对乌克兰发动进攻的俄罗斯军队,似乎正在对东部的第聂伯罗彼得罗夫斯克州发动新的攻击,试图扩大其占领区。
ウクライナ軍の報道官はNHKの取材に対して「ロシア軍の攻撃は次から次へと続いている」として激しい攻防となっていると明らかにしました。
乌克兰军方发言人接受NHK采访时表示:“俄罗斯军队的攻击接连不断”,目前正展开激烈的攻防战。
ロシア国防省は今月上旬、軍の部隊がウクライナ東部ドネツク州の西に位置するドニプロペトロウシク州に到達したと発表し、この州はロシアが一方的に併合を宣言した東部と南部の4つの州に含まれていないため占領地の拡大を図る新たな攻勢とみられます。
俄罗斯国防部本月上旬宣布,军队部队已抵达位于乌克兰东部顿涅茨克州以西的第聂伯罗彼得罗夫斯克州。由于该州并未被俄罗斯单方面宣布吞并的东部和南部四个州所包含,因此这被视为俄罗斯试图扩大占领区的新一轮攻势。
アメリカのシンクタンク、戦争研究所も14日時点の分析で、ロシア軍は3つの方向からドニプロペトロウシク州への前進を試みているとしています。
美国智库战争研究所在14日的分析中也指出,俄军正从三个方向试图向第聂伯罗彼得罗夫斯克州推进。
こうした中、州の防衛を担当するウクライナ軍部隊の報道官、ボローシン氏が先週NHKのオンライン取材に応じ、州内への侵入は否定しましたが「ロシア軍は、5人から7人ほどの小さな部隊で攻撃を仕掛けてくるがその回数が非常に多く、次から次へと続いている」と述べ、執ような攻撃を受け、激しい攻防となっていると明らかにしました。
在这种情况下,负责该州防御的乌克兰军队部队发言人博罗欣先生上周接受了NHK的在线采访,他否认了有侵入该州的情况,但表示:“俄军以5至7人的小分队发起攻击,次数非常多,接连不断。”他透露,乌方正遭受顽强攻击,战斗异常激烈。
また、ロシア軍は、ウクライナ軍の後方にも無人機などによる攻撃を強化しているとし「ウクライナ軍の後方を切り離し、増援や補給を受けられないようにしている」と警戒感を示しました。
此外,俄军还在加强对乌克兰军队后方的无人机等攻击,并表示“正在切断乌克兰军队的后方,使其无法获得增援和补给”,表达了警惕之情。
さらに、ロシア軍がドニプロペトロウシク州の南に位置するザポリージャ原子力発電所に無人機の訓練施設を設け、市民への攻撃を繰り返しているとして原発の占拠をやめさせるよう国際社会がロシアに圧力を強めるべきだと訴えました。
此外,呼吁国际社会应加大对俄罗斯的压力,要求其停止占领位于第聂伯罗彼得罗夫斯克州南部的扎波罗热核电站,因为俄军在那里设立了无人机训练设施,并反复对平民发动袭击。
NATO最新分析 “ウクライナの防衛線 大きな崩れなし”
NATO=北大西洋条約機構の高官は今月はじめ、ロシアによるウクライナ侵攻の最新の分析を明らかにしました。
北约最新分析:“乌克兰防线没有大规模崩溃”——北大西洋公约组织高级官员本月初公布了对俄罗斯入侵乌克兰的最新分析。
それによりますとロシアは、先月1か月間で前の月のおよそ2倍にあたる440平方キロメートルの領土を掌握するなど占領地の拡大を続けているとしています。
据报道,俄罗斯在上个月一个月内控制了约440平方公里的领土,是前一个月的两倍左右,持续扩大占领区。
一晩あたりの無人機による攻撃については先月は200から300機に上り、4月の平均の90機や2月と3月の平均の135機よりも増えたということです。
据说,上个月每晚无人机的袭击次数达到了200到300架,超过了4月份平均的90架和2月、3月平均的135架。
ロシア軍は今月8日夜から9日朝にかけて479機の無人機と20発のミサイルによるこれまでで最大規模の攻撃を行いましたが、NATOの高官は「無人機の戦術の進化やより効果的な弾道ミサイルが増えたことでロシアの空からの攻撃はやや精度を上げている」と話しています。
俄罗斯军队在本月8日夜间到9日早晨发动了迄今为止最大规模的攻击,出动了479架无人机和20枚导弹。北约高级官员表示:“由于无人机战术的进化以及更为高效的弹道导弹数量增加,俄罗斯的空中攻击在一定程度上提高了精确度。”
一方、ロシア側の死傷者は増え続けていて、侵攻が始まって以降、これまでに25万人が死亡したとしています。
另一方面,俄方的伤亡人数持续增加,自入侵开始以来,已有25万人死亡。
NATOは、こうした犠牲をいとわない形でのロシアの攻勢を受けても「ウクライナの前線で大きな変化はみられない。
即使面对俄罗斯不惜牺牲的进攻,北约也表示“乌克兰前线没有出现重大变化”。
今後数か月は
防衛線に
大きな崩れはないだろう」と
分析しています。
さらにウクライナとロシアの停戦に向けた交渉については、ロシア側がウクライナの中立化など「危機の根本的な原因を取り除くことが必要だ」と主張していることなどが課題だとした上で「ロシアが譲歩する兆候はない」として大きな進展がみられる可能性は低いとしています。
此外,关于乌克兰与俄罗斯为实现停火而进行的谈判,指出俄罗斯方面主张“有必要消除危机的根本原因”,例如要求乌克兰保持中立等,这些都是谈判面临的课题。同时表示“俄罗斯没有表现出让步的迹象”,因此认为取得重大进展的可能性很低。