USスチールの
買収をめぐり、
日本製鉄に
競り
負けたアメリカの
大手鉄鋼メーカー「クリーブランド・クリフス」のゴンカルベスCEOは「
深刻な
外交問題に
なる前に
日本製鉄は
荷物をまとめて
去るときだ」
などと
述べ、
計画を
断念するよう
求めました。
日本製鉄によるUSスチールの買収計画をめぐり、トランプ大統領は日本製鉄の幹部と協議するとしていますが、株式の過半数を保有することは認めない考えを示しています。
こうした中、当初、USスチールの買収を計画していたものの、日本製鉄に競り負けた大手鉄鋼メーカー「クリーブランド・クリフス」のゴンカルベスCEOは、25日の電話会見で「トランプ大統領は、USスチールの株式の過半数を取得する買い手としては日本製鉄は受け入れられないと何度も述べている。壮大な買収の惨事が深刻な外交問題になる前に日本製鉄は荷物をまとめて去るときだ」と述べ、計画を断念するよう求めました。
日本製鉄による計画が破棄された場合、クリフスは別の鉄鋼メーカーと協力してUSスチールの買収に再び乗り出す可能性があると報じられています。
また、ゴンカルベスCEOは、トランプ大統領がアメリカに輸入される鉄鋼製品に25%の関税を課す意向を表明したことについて、「関税は異なるルールで戦ってきた外国の競争相手を罰する一方で、国内の生産者を強化することになる」と述べ、歓迎する意向を示しました。