北極海の
氷の
面積を
宇宙から
人工衛星で
調べた
結果、ことしは
観測史上、
最も小さくなったことが、JAXA=
宇宙航空研究開発機構などの
分析でわかりました
通过人造卫星从太空调查北冰洋冰层面积的结果显示,今年的冰层面积是观测史上最小的,这是通过JAXA(宇宙航空研究开发机构)等的分析得出的。
地球規模の
気候変動と
関連する
現象だとしています
JAXAと国立極地研究所は、人工衛星「しずく」に搭載されたアンテナで海面などから出る微弱な電波をとらえることで、北極海の氷の面積の変化を観測しています
日本宇宙航空研究开发机构(JAXA)和国立极地研究所通过搭载在人造卫星“滴”的天线捕捉从海面等发出的微弱电波,以观测北冰洋冰面积的变化。
それによりますと、北極海の氷の面積は例年10月から3月にかけて拡大しますが、ことしは最も拡大した3月20日でも1379万平方キロメートルにとどまりました
根据该消息,北冰洋的冰面积通常在10月至3月之间扩大,但今年在3月20日达到最大时仅为1379万平方公里。
これは、これまで最小だった2017年を13万平方キロメートル下回り、データが残されている1979年以降で、観測史上、最も小さくなったことがわかりました
自1979年有记录以来,这一数据比2017年创下的历史最低纪录还少了13万平方公里,成为有观测记录以来的最小值。
また、去年12月からことし2月の月平均の氷の面積を過去のデータと比較したところ、いずれの月もその月の観測史上、最小を記録したということです
另外,将去年12月至今年2月的月平均冰面积与过去的数据进行比较后发现,这几个月的冰面积均创下了该月份观测史上的最低记录。
JAXAなどの分析チームによりますと、去年12月からことし2月にかけて北極海周辺の気温が平年より高く氷の面積が広がりにくい状態が続いたことなどが影響したとみられるということです
根据JAXA等分析团队表示,从去年12月到今年2月,北极海周边的气温高于往年平均,导致冰层面积难以扩大的情况持续,这可能是影响因素之一。
JAXAの山川宏 理事長は記者会見で「気候変動と関連する現象で、気象や海洋環境への影響が懸念されるため、今後も継続的にモニタリングと解析を進めていきたい」と述べました
JAXA的理事长山川宏在记者会上表示:“由于与气候变化相关的现象,对气象和海洋环境的影响令人担忧,因此我们希望今后继续进行持续的监测和分析。”