日本新聞: ドジャース大谷翔平 34号ツーランHRもチームは3連敗

大だいリーグ、ドジャースの大谷おおたに翔平しょうへい選手せんしゅがブルワーズ戦せんに出場しゅつじょうし2に試合しあい連続れんぞくとなる34さんじゅうよん号ごうホームランを打うったものの、チームは5ご対たい6ろくで敗やぶれて3さん連敗れんぱいとなりました。

ドジャースは20にじゅう日にち、本拠地ほんきょちのロサンゼルスでブルワーズと対戦たいせんしました。

後半こうはん戦せん2に連敗れんぱいスタートとなったドジャースは、この日ひ打順だじゅんを入いれ替かえて臨のぞみ、大谷おおたに選手せんしゅは去年きょねん6ろく月がつ16じゅうろく日にち以来いらいとなる2に番ばん・指名しめい打者だしゃで先発せんぱつ出場しゅつじょうしました。1いち回かいの第だい1いち打席だせきは、アウトコース低ひくめの変化球へんかきゅうに空振からぶり三振さんしんに倒たおれました。3さん回かいに1いち点てんを先制せんせいしたあと、1いち番ばんで先発せんぱつ出場しゅつじょうのベッツ選手せんしゅがヒットで出塁しゅつるいして迎むかえた第だい2に打席だせき、真まん中なかに甘あまく入はいったボールを逆ぎゃく方向ほうこうのレフトへ運はこび、2に試合しあい連続れんぞくとなる34さんじゅうよん号ごうツーランホームランで3さん対たい0れいとリードを広ひろげました。6ろく回かいの第だい3さん打席だせきはファーストゴロ、8はち回かいの第だい4よん打席だせきはフォアボールでした。大谷おおたに選手せんしゅはこの試合しあい3さん打数だすう1いち安打あんだ2に打点だてんフォアボールが1いちつでした。試合しあいはこの日ひもドジャースの投手とうしゅ陣じんがふんばれず、4よん対たい6ろくとリードされて迎むかえた9きゅう回かい、1いち点てん差さまで追おい上あげましたが、5ご対たい6ろくで敗やぶれて後半こうはん戦せん最初さいしょのカード">カードで3さん連敗れんぱいとなりました。本拠地ほんきょちで6ろく連敗れんぱいは2017にせんじゅうなな年ねん以来いらいドジャースは20にじゅう日にちの試合しあいで敗やぶれ、今月こんげつ4よっ日かから6むい日かのアストロズ戦せんから続つづく本拠地ほんきょちでの連敗れんぱいが「6ろく」となりました。球団きゅうだんによりますと、本拠地ほんきょちで6ろく連敗れんぱいを喫きっするのは、2017にせんじゅうなな年ねんのシーズン以来いらいだということです。ロバーツ監督かんとくは試合しあい後ご、「フラストレーションということばが今いまの状況じょうきょうにはぴったりだと思おもう。きょうは特とくに守備しゅびのミスが多おおかった。集中しゅうちゅう力りょくの欠如けつじょが原因げんいんだと思おもう。シーズン後半こうはんに入はいって、こうした状況じょうきょうになっていることに驚おどろいている」と、エラーを3さんつ記録きろくした守備しゅびへ苦言くげんを呈ていしました。先発せんぱつしたカーショー投手とうしゅは、味方みかたのミスも重かさなって5ご回かい途中とちゅう3さん失点しってんでマウンドを降おり、グラブをベンチに投なげつけて怒いかりをあらわにする場面ばめんもありました。ロバーツ監督かんとくは「彼かれは怒おこっていたが当然とうぜんのことだ。ああいったリーダーシップはいいことだ」と気遣きづかい、「自分じぶんたちで流ながれを変かえる努力どりょくをしないといけない」と選手せんしゅたちの奮起ふんきに期待きたいしました。一方いっぽう、デッドボールを左ひだり手首てくびに受うけて、試合しあい途中とちゅうで交代こうたいしたフリーマン選手せんしゅは、検査けんさの結果けっか、骨ほねには異常いじょうがなかったということです。ロバーツ監督かんとくは「長期ちょうき離脱りだつになる可能かのう性せいもあると心配しんぱいしたが、心こころから安心あんしんした」と話はなし、翌日よくじつ以降いこうの出場しゅつじょうについては、状態じょうたいを見みながら判断はんだんする考かんがえを示しめしました。不振ふしんのベッツ今季こんき初はつの1いち番ばんに 20にじゅう日にちの試合しあいでは、不振ふしんに苦くるしむムーキー・ベッツ選手せんしゅが今こんシーズン初はじめて1いち番ばんに入はいりました。ベッツ選手せんしゅは、レッドソックスに所属しょぞくした2018にせんじゅうはち年ねんにMVP＝最優秀さいゆうしゅう選手せんしゅに輝かがやき、大谷おおたに選手せんしゅ、フリーマン選手せんしゅとともにドジャースの「MVPトリオ」と呼よばれていますが、今こんシーズンは打率だりつ2に割わり4よん分ぶんにとどまっています。ロバーツ監督かんとくは「ムーキーの精神せいしん面めんや技術ぎじゅつ面めんの状況じょうきょうを見みて総合そうごう的てきに判断はんだんした。彼かれ自身じしんが慣なれている打順だじゅんで、違ちがう景色けしきを見みて刺激しげきを受うけることで『なによりまず出塁しゅつるいする』ということへの意識いしきを持もたせられると思おもう」と述のべ、ベッツ選手せんしゅを、昨さくシーズン大谷おおたに選手せんしゅが定着ていちゃくするまで打うっていた1いち番ばんに戻もどしたねらいを説明せつめいしました。また、大谷おおたに選手せんしゅの2に番ばんについては、「翔平しょうへいは常つねにチームを第だい一いちに考かんがえる選手せんしゅで、伝つたえたときの反応はんのうも問題もんだいなかった。翔平しょうへいがうしろにいることで、ランナーを出だしたくない相手あいてがムーキーに対たいしてストライクゾーンで勝負しょうぶしてくれる効果こうかもあるだろう」と期待きたいしていました。試合しあいでは、3さん回かいにベッツ選手せんしゅがヒットで出塁しゅつるいし、大谷おおたに選手せんしゅがツーランホームランを打うって、新あたらしい打順だじゅんでの起用きように応こたえましたが、1いち点てんを追おう9きゅう回かいは2にアウト満塁まんるいの場面ばめんで、ベッツ選手せんしゅがセンターライナーに倒たおれ、大谷おおたに選手せんしゅに打席だせきがまわることなく試合しあいに敗やぶれました。5ご打数だすう1いち安打あんだだったベッツ選手せんしゅは試合しあい後ご、「自分じぶんは、とにかくもっとよくならないといけない。復調ふくちょうのための答こたえを見みつけないといけない」と少すこしいらだった様子ようすで話はなしました。ロバーツ監督かんとくは「翔平しょうへいにとっても、登板とうばん後ごすぐに打席だせきに入はいらなくていいので負担ふたんが減へるだろう」と話はなし、翌日よくじつ21にじゅういち日にちに投打とうだの二刀流にとうりゅうで出場しゅつじょうする大谷おおたに選手せんしゅにとってのメリットも指摘してきしました。ベッツ選手せんしゅを1いち番ばんに置おく打順だじゅんは数すう週間しゅうかんは続つづけるということで、連敗れんぱい中ちゅうのチームにどんな変化へんかをもたらすのか注目ちゅうもくです。

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