일본어 뉴스: 大川原化工機えん罪事件警察庁長官“国民の信頼損ね遺憾”

大川原おおかわら化工かこう機きえん罪えんざい事件じけん警察庁けいさつちょう長官ちょうかん“国民こくみんの信頼しんらい損そこね遺憾いかん”

N1 Jun 12, 2025 12:06 131

Furigana 번역

横浜よこはま市しの「大川原おおかわら化工かこう機き」をめぐるえん罪えんざい事件じけんで、警視庁けいしちょう公安こうあん部ぶと検察けんさつの捜査そうさの違法いほう性せいを認みとめた東京とうきょう高等こうとう裁判所さいばんしょの判決はんけつが確定かくていしたことについて、警察庁けいさつちょうの楠くすのき芳伸よしのぶ長官ちょうかんは「当事者とうじしゃに多大ただいなるご心労しんろう、ご負担ふたんをおかけし、警察けいさつに対にたいする国民こくみんの信頼しんらいを損そこねたことは極きわめて遺憾いかんだ」と述のべ、緻密ちみつかつ適正てきせいな捜査そうさを徹底てっていしていく考かんがえを示しめしました。

軍事ぐんじ転用てんようが可能かのうな機械きかいを不正ふせいに輸出ゆしゅつした疑うたがいで逮捕たいほ、起訴きそされ、後ごに無実むじつが判明はんめいした横浜よこはま市しの化学かがく機械きかいメーカー「大川原おおかわら化工かこう機き」の社長しゃちょうなどが、都とと国くにを訴うったえた裁判さいばんで、2審しんの東京とうきょう高等こうとう裁判所さいばんしょは5月つき、1審しんに続つづいて、警視庁けいしちょう公安こうあん部ぶと東京とうきょう地検ちけんの捜査そうさの違法いほう性せいを認みとめ、都とと国くにに合あわせて1億おく6600万まん円えん余あまりの賠償ばいしょうを命めいじました。

都と側がわの警視庁けいしちょうと国くに側がわの東京とうきょう地検ちけんは11日にち、最高さいこう裁判所さいばんしょに上告じょうこくしないことを決きめ、判決はんけつが確定かくていしました。

これについて、警察庁けいさつちょうの楠くすのき長官ちょうかんは12日にちの定例ていれいの会見かいけんで「原告げんこくをはじめ当事者とうじしゃに多大ただいなるご心労しんろう、ご負担ふたんをおかけし、警察けいさつに対にたいする国民こくみんの信頼しんらいを損そこねたことは極きわめて遺憾いかんで、警察庁けいさつちょうとしても重おもく受け止うけとめている」と述のべました。

また、「警察けいさつの活動かつどうは国民こくみんの信頼しんらいの上うえに成り立なりたっていて、公安こうあん部門ぶもんの捜査そうさにおいて二度にどとこのようなことがないようにする必要ひつようがある」として、全国ぜんこくの警察けいさつに対にたいし、職員しょくいんに改あらためて適切てきせつな捜査そうさ活動かつどうの必要ひつよう性せいを認識にんしきさせるとともに、

幹部かんぶが十分じゅうぶんな捜査そうさ指揮しきを行おこなうよう指示しじしたことを明あきらかにしました。

そのうえで、警視庁けいしちょうの検証けんしょう結果けっかを踏ふまえ、警察庁けいさつちょうとしても捜査そうさ上じょうの留意りゅうい点てんや再発さいはつ防止ぼうし策さくを取とりまとめ、緻密ちみつかつ適正てきせいな捜査そうさについて都道とどう府県ふけん警察けいさつに対にたいする指導しどうを強化きょうかしていく考かんがえを示しめしました。