韓国の
統計庁は、1
人の
女性が
産む子どもの
数の
指標と
なる出生率が
去年、0.75だったと
発表しました。
過去最低だった
前の
年からわずかに
上昇しましたが、
世界的にみると
依然として最も低い水準にとどまっています。
韓国統計庁は26日、1人の女性が産む子どもの数の指標となる「合計特殊出生率」が、去年、0.75だったと発表しました。
過去最低だったおととしの0.72から0.03ポイント上昇し、9年ぶりに前の年を上回りました。
去年1年間に産まれた子どもの数はおよそ23万8000人で、前の年より3.6%増えました。
改善したことについて韓国統計庁は、新型コロナウイルスの影響で結婚を控えていた人たちが結婚や出産を決めたことなどを要因として挙げていて、政府が行った調査でも、若者の出産に対する意識が改善している傾向がみられるとしています。
ただ、OECD=経済協力開発機構の加盟国の中では、最も低い水準にとどまっていることには変わりなく、韓国政府としては、さまざまな政策を通じながら、引き続き少子化対策に力を尽くす方針です。