Báo tiếng Nhật: ロシア軍占領地拡大へ新たな攻勢ウクライナ軍との攻防激化

ロシア軍ぐん占領せんりょう地ち拡大かくだいへ新あらたな攻勢こうせいウクライナ軍ぐんとの攻防こうぼう激化げきか

N1 Jun 16, 2025 06:06 356

Furigana Bản dịch

ウクライナ侵攻しんこうを続つづけるロシア軍ぐんは、新あらたに東部とうぶのドニプロペトロウシク州しゅうへの攻撃こうげきを行おこない、占領せんりょう地ちの拡大かくだいを図はかっているとみられます。

ウクライナ軍ぐんの報道ほうどう官かんはNHKの取材しゅざいに対にたいして「ロシア軍ぐんの攻撃こうげきは次つぎから次つぎへと続つづいている」として激はげしい攻防こうぼうとなっていると明あきらかにしました。

ロシア国防省こくぼうしょうは今月こんげつ上旬じょうじゅん、軍ぐんの部隊ぶたいがウクライナ東部とうぶドネツク州しゅうの西にしに位置いちするドニプロペトロウシク州しゅうに到達とうたつしたと発表はっぴょうし、この州しゅうはロシアが一方いっぽう的てきに併合へいごうを宣言せんげんした東部とうぶと南部なんぶの4つの州しゅうに含ふくまれていないため占領せんりょう地ちの拡大かくだいを図はかる新あらたな攻勢こうせいとみられます。

アメリカのシンクタンク、戦争せんそう研究所けんきゅうじょも14日にち時点じてんの分析ぶんせきで、ロシア軍ぐんは3つの方向ほうこうからドニプロペトロウシク州しゅうへの前進ぜんしんを試こころみているとしています。

こうした中なか、州しゅうの防衛ぼうえいを担当たんとうするウクライナ軍ぐん部隊ぶたいの報道ほうどう官かん、ボローシン氏しが先週せんしゅうNHKのオンライン取材しゅざいに応おうじ、州しゅう内ないへの侵入しんにゅうは否定ひていしましたが「ロシア軍ぐんは、5人にんから7人にんほどの小ちいさな部隊ぶたいで攻撃こうげきを仕掛しかけてくるがその回数かいすうが非常ひじょうに多おおく、次つぎから次つぎへと続つづいている」と述のべ、執しつような攻撃こうげきを受うけ、激はげしい攻防こうぼうとなっていると明あきらかにしました。

また、ロシア軍ぐんは、ウクライナ軍ぐんの後方こうほうにも無人むじん機きなどによる攻撃こうげきを強化きょうかしているとし「ウクライナ軍ぐんの後方こうほうを切り離きりはなし、増援ぞうえんや補給ほきゅうを受うけられないようにしている」と警戒けいかい感かんを示しめしました。

さらに、ロシア軍ぐんがドニプロペトロウシク州しゅうの南みなみに位置いちするザポリージャ原子力げんしりょく発電はつでん所しょに無人むじん機きの訓練くんれん施設しせつを設もうけ、市民しみんへの攻撃こうげきを繰り返くりかえしているとして原発げんぱつの占拠せんきょをやめさせるよう国際こくさい社会しゃかいがロシアに圧力あつりょくを強つよめるべきだと訴うったえました。

NATO最新さいしん分析ぶんせき “ウクライナの防衛ぼうえい線せん大おおきな崩くずれなし”

NATO＝北大ほくだい西洋せいよう条約じょうやく機構きこうの高官こうかんは今月こんげつはじめ、ロシアによるウクライナ侵攻しんこうの最新さいしんの分析ぶんせきを明あきらかにしました。

それによりますとロシアは、先月せんげつ1か月かげつ間かんで前まえの月つきのおよそ2倍ばいにあたる440平方キロメートルへいほうきろめ-とるの領土りょうどを掌握しょうあくするなど占領せんりょう地ちの拡大かくだいを続つづけているとしています。

一いち晩ばんあたりの無人むじん機きによる攻撃こうげきについては先月せんげつは200から300機きに上のぼり、4月つきの平均へいきんの90機きや2月つきと3月つきの平均へいきんの135機きよりも増ふえたということです。

ロシア軍ぐんは今月こんげつ8日にち夜よるから9日にち朝あさにかけて479機きの無人むじん機きと20発はつのミサイルによるこれまでで最大さいだい規模きぼの攻撃こうげきを行おこないましたが、NATOの高官こうかんは「無人むじん機きの戦術せんじゅつの進化しんかやより効果こうか的てきな弾道だんどうミサイルが増ふえたことでロシアの空そらからの攻撃こうげきはやや精度せいどを上あげている」と話はなしています。

一方いっぽう、ロシア側がわの死傷ししょう者しゃは増ふえ続つづけていて、侵攻しんこうが始はじまって以降いこう、これまでに25万まん人にんが死亡しぼうしたとしています。

NATOは、こうした犠牲ぎせいをいとわない形かたちでのロシアの攻勢こうせいを受うけても「ウクライナの前線ぜんせんで大おおきな変化へんかはみられない。

今後こんご数すうか月かげつは防衛ぼうえい線せんに大おおきな崩くずれはないだろう」と分析ぶんせきしています。

さらにウクライナとロシアの停戦ていせんに向むけた交渉こうしょうについては、ロシア側がわがウクライナの中立ちゅうりつ化かなど「危機ききの根本こんぽん的てきな原因げんいんを取り除とりのぞくことが必要ひつようだ」と主張しゅちょうしていることなどが課題かだいだとした上うえで「ロシアが譲歩じょうほする兆候ちょうこうはない」として大おおきな進展しんてんがみられる可能かのう性せいは低ひくいとしています。