横浜市の「
大川原化工機」をめぐる
えん罪事件で、
警視庁公安部と
検察の
捜査の
違法性を
認めた
東京高等裁判所の
判決が
確定したことについて、
警察庁の
楠芳伸 長官は「
当事者に
多大なるご
心労、ご
負担をおかけし、
警察に対する国民の
信頼を
損ねたことは
極めて遺憾だ」と
述べ、
緻密かつ
適正な
捜査を
徹底して
いく考えを
示しました。
有關橫濱市「大川原化工機」冤罪事件,東京高等法院承認警視廳公安部與檢察機關調查違法性的判決已經確定,警察廳長官楠芳伸表示:「給當事人帶來了極大的精神痛苦與負擔,損害了國民對警察的信任,這是極為遺憾的。」他並表明今後將徹底進行縝密且適當的調查。
軍事転用が可能な機械を不正に輸出した疑いで逮捕、起訴され、後に無実が判明した横浜市の化学機械メーカー「大川原化工機」の社長などが、都と国を訴えた裁判で、2審の東京高等裁判所は5月、1審に続いて、警視庁公安部と東京地検の捜査の違法性を認め、都と国に合わせて1億6600万円余りの賠償を命じました。
因涉嫌非法出口可用於軍事用途的機械而被逮捕、起訴,後來證明無罪的橫濱市化學機械製造商「大川原化工機」的社長等人,對東京都與國家提起訴訟。在二審的東京高等法院於五月,繼一審之後,再次認定警視廳公安部與東京地檢的調查行為違法,並判決東京都與國家合計賠償一億六千六百萬日圓以上。
都側の警視庁と国側の東京地検は11日、最高裁判所に上告しないことを決め、判決が確定しました。
都方的警視廳與國方的東京地檢於11日決定不向最高法院上訴,判決已經確定。
これについて、警察庁の楠長官は12日の定例の会見で「原告をはじめ当事者に多大なるご心労、ご負担をおかけし、警察に対する国民の信頼を損ねたことは極めて遺憾で、警察庁としても重く受け止めている」と述べました。
對此,警察廳的楠長官在12日的例行記者會上表示:「我們給原告以及相關當事人帶來了極大的精神壓力和負擔,損害了國民對警方的信任,這是極為遺憾的,警察廳也對此事態非常重視。」
また、「警察の活動は国民の信頼の上に成り立っていて、公安部門の捜査において二度とこのようなことがないようにする必要がある」として、全国の警察に対し、職員に改めて適切な捜査活動の必要性を認識させるとともに、
幹部が十分な捜査指揮を行うよう指示したことを明らかにしました。
此外,他還表示:「警察的活動是建立在國民信賴之上的,必須確保公安部門的調查中絕不再發生此類事件。」他透露,已經要求全國警察再次讓職員認識到適當調查活動的重要性,同時指示幹部要進行充分的調查指揮。
そのうえで、警視庁の検証結果を踏まえ、警察庁としても捜査上の留意点や再発防止策を取りまとめ、緻密かつ適正な捜査について都道府県警察に対する指導を強化していく考えを示しました。
在此基礎上,警察廳表示,將根據警視廳的檢證結果,彙整調查上的注意事項及防止再發的對策,並加強對都道府縣警察在細緻且適當的調查方面的指導。