日本新聞: 大相撲名古屋場所琴勝峰が初優勝平幕力士の優勝は8場所ぶり

大だい相撲すもう名古屋なごや場所ばしょの千秋楽せんしゅうらくで、平幕ひらまくの琴きん勝かち峰ほうが安やす青あお錦にしきに勝かって、13じゅうさん勝しょう2に敗はいの成績せいせきで初はつ優勝ゆうしょうを果はたしました平幕ひらまくの力士りきしの優勝ゆうしょうは、去年きょねん春場所はるばしょの尊みこと富士ふじ以来いらい、8はち場所ばしょぶりです

名古屋なごや場所ばしょは14じゅうよん日にち目めを終おえて、2に敗はいで単独たんどくトップが琴きん勝かち峰ほう、星ほしの差さ1ひとつの3さん敗はいで安やす青あお錦にしきと草野くさのの2ふたり人にんが追おう展開てんかいとなり優勝ゆうしょう争あらそいの行方ゆくえは平幕ひらまくの3さん人にんに絞しぼられていました

千秋楽せんしゅうらくの27にじゅうしち日にち、琴きん勝かち峰ほうは安やす青あお錦にしきとの直接ちょくせつ対決たいけつが組くまれ、「突つき落おとし」で勝かって、13じゅうさん勝しょう2に敗はいの成績せいせきで初はつ優勝ゆうしょうを果はたしました

平幕ひらまくの力士りきしの優勝ゆうしょうは、去年きょねん春場所はるばしょの尊みこと富士ふじ以来いらい、8はち場所ばしょぶりです

琴きん勝かち峰ほうは今こん場所ばしょ、弟おとうとの琴きん栄さかえ峰ほうが新しん入幕にゅうまくを果はたし、史上しじょう13じゅうさん組くみ目めの兄弟きょうだい幕内まくうち力士りきしとなり、弟おとうとの成長せいちょうに刺激しげきを受うけて臨のぞんでいました

序盤じょばんの5ご日間にちかんは3さん勝しょう2に敗はいの成績せいせきでしたが、中盤ちゅうばん戦せんに入はいると徐々じょじょに調子ちょうしを上あげ、前まえに出でる相撲すもうで6ろく日にち目めから5ご連勝れんしょうして10じゅう日にち目めに勝ち越かちこしを決きめました

上位じょういとの対戦たいせんが組くまれた終盤しゅうばん戦せんでは、13じゅうさん日にち目めに新しん横綱よこづな・大だいの里さとに初はじめて勝かって初はつ金星きんぼしを挙あげ、そのまま">そのまま勢いきおいに乗のり10じゅう連勝れんしょうで場所ばしょを締しめくくりました

休場きゅうじょうや不振ふしんで横綱よこづな・大関おおぜきが優勝ゆうしょう争あらそいから脱落だつらくするなか、異例いれいの平幕ひらまくによる争あらそいを制せいした琴きん勝かち峰ほうが、初はじめての賜杯しはいを手てにしました

◇琴きん勝かち峰ほう（ことしょうほう）の経歴けいれき

佐渡さどヶ嶽たけ部屋へやの琴きん勝かち峰ほうは千葉ちば県けん柏かしわ市し出身しゅっしんの25にじゅうご歳さい

相撲すもうの強豪きょうごう、埼玉さいたま栄さかえ高校こうこうの相撲すもう部ぶ出身しゅっしんで、同どう学年がくねんの平幕ひらまく、王おう鵬ほうなどとともに活躍かつやくし、在学ざいがく中ちゅうに佐渡さどヶ嶽たけ部屋へやに入門にゅうもんして平成へいせい29にじゅうきゅう年ねん九州きゅうしゅう場所ばしょで初はつ土俵どひょうを踏ふみました

身長しんちょう1いちメートル90きゅうじゅっセンチの体格たいかくを生いかした突つき押おしのほか、右みぎ四よっつでも相撲すもうが取とれることから早はやくから大おおきな期待きたいを受うけ令れい和わ元年がんねん九州きゅうしゅう場所ばしょで十じゅう両りょうに昇進しょうしんし、しこ名しこなを琴きん手しゅ計けいから現在げんざいの琴きん勝かち峰ほうに改あらためました

そして、令れい和わ2に年ねん春場所はるばしょで12じゅうに勝しょう3さん敗はいの好こう成績せいせきで十じゅう両りょう優勝ゆうしょうし、夏場なつば所しょの番付ばんづけでわずか20にじゅっ歳さいで新しん入幕にゅうまくを果はたしました

新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん拡大かくだいの影響えいきょうで夏場なつば所しょが中止ちゅうしとなったことから、続つづく7しち月つき場所ばしょが幕内まくうちデビューとなりましたが、この場所ばしょから3さん場所ばしょ連続れんぞくで勝ち越かちこして自己じこ最高さいこう位いの前頭まえがしら3さん枚まい目めまで番付ばんづけを上あげました