下剤を飲んでも便秘が治らない人がいます。また、パーキンソン病の人も便秘で困ることが多いです。今まで、なぜ便秘になるのか、はっきりわかっていませんでした。しかし、最近の研究で「細菌性便秘」という新しい考え方が出てきました。
名古屋大学や東京大学などの研究グループは、パーキンソン病の人や長い間便秘が続く人、健康な人の便を調べました。その結果、便秘の人には「アッカーマンシア・ムシニフィラ」と「バクテロイデス・シータイオタオミクロン」という細菌が多いことがわかりました。
腸管粘液(ムチン)は、便が出やすくなるために大切です。この粘液が少なくなると便秘になります。研究では、これらの細菌をマウスに入れると、マウスも便秘になりました。特に「バクテロイデス・シータイオタオミクロン」のある酵素が原因だとわかりました。
この発見から、研究グループは「細菌性便秘」という新しい便秘のタイプを提案しました。将来、この細菌の働きを止める薬ができるかもしれません。