海洋生物を記録する野心的な取り組みの一環として、ギターのような体形のサメや扇状のサンゴ、銛(もり)のような歯を持つ海貝など866種類の新しい生き物が発見されたことがわかりました。海洋生物の保護を目指す国際的な集まりの「オーシャン・センサス」が明らかにしました。オーシャン・センサスによれば、これらの種は10回におよぶ海洋での探検中にダイバーや有人潜水艇、遠隔操作できる潜水機によって発見され、科学的に新種とみなされたということです。オーシャン・センサスは今週に入り、2023年のプロジェクト開始以降で初となる大規模な情報更新を発表しました。10年にわたるこの計画は、科学者の深海に関する知識に存在する大きな溝を埋めることを目指しています。英エセックス大学のサンゴの専門家で、オーシャン・センサスの主任研究員であるミシェル・テイラー氏は、発見の余地は計り知れないと述べました。テイラー氏は米シュミット海洋研究所の研究用船舶でCNNの取材に答え、「おそらく海洋生物の10%しか発見されていない」と語りました。今回発見された種は、サメからヨウジウオ、巻き貝といった腹足類など多岐にわたるということです。