日本の大学サッカー界において、極めて深刻な不祥事が発生した。流通経済大学は、男子サッカー部の複数部員が学生寮内で違法薬物を使用した疑いが浮上したことを受け、急遽記者会見を開き、社会に対して謝罪の意を表明した。
大学の発表によれば、男子サッカー部に所属する五名の学生が大麻を使用した可能性が高いとのことであり、この事案を受けて茨城県警による学生寮の家宅捜索が実施され、関係者への事情聴取や本格的な捜査が進行しているという。現在、該当する学生は寮内で隔離措置を受けており、事実関係の確認とともに自己の行為に対する反省を促されている。
記者会見においては、片山直人学長が「本件は大学の信用を著しく損なう極めて重大な事案であり、深くお詫び申し上げる」と述べ、頭を下げた。併せて、大学側は以下のような措置を即時講じる方針を明らかにした。すなわち、男子サッカー部の全活動の無期限停止、監督の職務一時停止、警察と全面的に連携するための学内危機対応チームの設置、である。
なお、大学によれば、当該疑惑に関する情報は二月初旬より断続的に寄せられていたものの、具体的な証拠や簡易検査での陽性反応が確認されたことを契機に、二月末に警察へ正式な通報がなされたとのことである。
流通経済大学男子サッカー部は、全日本大学サッカー選手権で二度の優勝経験を有し、これまで百人を超えるプロ選手を輩出してきた名門であり、日本代表の守田英正選手もその出身者の一人である。現時点で部員数は二百四十九名に上り、国内最大規模の大学サッカーチームの一つとなっている。
大学は今後、事実関係が明らかになり次第、厳正な処分を行うとともに、学生管理及び指導体制の全面的な見直しを図り、再発防止策を強化する方針を示している。
今回の事件は、サッカーファンのみならず、大学の学生管理体制やスポーツ倫理、教育機関としての社会的責任についても改めて問題提起するものである。加えて、学生自身が大学の名誉と自己の将来に対して負うべき責任について、社会的議論を喚起しているのは言うまでもない。