About Todaii Japanese
Copyright belongs to eUp Technology JSC
Copyright@2025
About Todaii Japanese
Copyright belongs to eUp Technology JSC
Copyright@2025

岩手県大船渡市の山林火災で、市は、延焼のおそれがなくなり、火災の「鎮圧」を宣言したことを受けて、10日午前、三陸町綾里の全域と赤崎町の3地区に出していた避難指示を解除しました。これにより、火災の発生から12日で避難指示はすべて解除されました。
避難指示の解除で、大船渡市の休校していた小学校では授業が再開しました。
2月26日に岩手県大船渡市で発生した山林火災では、市の面積の9%を焼失しましたが今月3月6日以降新たな延焼は確認されず、市は9日、延焼のおそれはなくなったとして火災の「鎮圧」を宣言しました。
三陸町綾里の全域と赤崎町の3地区については、一部が断水しているため避難指示が継続していましたが、市は給水の態勢が整ったとして、10日午前10時に979世帯、2424人に出していた避難指示を解除しました。
これにより、火災の発生から12日で避難指示がすべて解除されました。
一方、この火災では210棟の建物が被害を受けました。
住宅は102棟にのぼり、このうち76棟が全壊だということです。
大船渡市は、被災した住民のために当面の間、避難所の運営を続けるほか、仮設住宅の建設に向けて岩手県と調整を進めています。
合わせて、民間のアパートを活用する「みなし仮設」や、空いている公営住宅のリストアップを進めています。
市は、焼失面積が広く完全な鎮火にはまだ時間がかかるとしていて、消防などが引き続き全域を回り、警戒と残り火の消火にあたっています。
大船渡市中心部にある防災無線で解除の知らせを聞いた70代の男性は「自分の住んでいた地域では被害はありませんでしたが、息子は消防士をしていて地獄のような現場だったと話していました。解除になって本当にほっとしています」と話していました。
岩手県大船渡市の渕上清市長は、10日午前の会見で避難指示をすべて解除したことについて、「待ち望んできた日がいよいよ来た。昼夜を問わず消火活動に取り組んでいただいた消防隊の皆さま、大変ありがとうございました」と感謝を述べました。
その上で、「家を失った方もいて、暮らしを守る上で生活の拠点となる住まいの確保が急がれる。また、地域の企業、産業を守ることも重要だ。被災された事業者の調査を進め、これから支援を具体化していく」と述べました。
林官房長官は午前の記者会見で「被災された方の生活再建に向けて自治体と連携して被災者生活再建支援金の迅速な支給や、応急的住まいの確保を行っていく。また『激甚災害』の指定の見込みが立ったことを踏まえ豊かな森林の回復に向けて国庫補助も活用した復旧事業への支援を進める。水産業などなりわいの再建にも着実に取り組んでいく」と述べました。
大船渡市赤崎町の赤崎小学校では、2月28日に地区に避難指示が出てから休校していましたが、3月7日に避難指示が解除され、10日、10日ぶりに学校が再開しました。
自宅に戻れず、避難所に身を寄せる子どもたちは、臨時のスクールバスで登校し、元気に先生たちにあいさつすると久しぶりの教室に向かいました。
また、10日午前中に避難指示が解除された三陸町綾里地区にある綾里小学校も、赤崎小学校の校舎を借りて授業を再開しました。
この中で綾里小学校の渡辺信子校長は「赤崎小学校のおかげで勉強できることに感謝します」とお礼を述べました。
このあと、2つの小学校の児童あわせておよそ170人が互いに自己紹介をしたあと、ゲームなどを楽しみ、交流を深めました。
赤崎小学校の6年生の女子児童は「学校が始まってうれしい。もうすぐ卒業なので1日1日を大切に過ごしたい」と話していました。
また、綾里小学校の6年生の男子児童は、「こういう場を借りてみんなと会えてうれしい。楽しく勉強したい」と話していました。
赤崎小学校の高室敬校長は「子どもたちの元気な姿を見ることができて嬉しい。学校を子どもたちが夢と希望を持てる安心した場所にしたい」と話していました。