50
年以上前、
旧ソビエトによって
打ち上げられ、
不具合のため
目的地の
金星までたどりつけなかった
探査機が、
今月10
日ごろ
地球の
大気圏に
突入し、
一部が
地上に
落下する
おそれが
あることが
分かりました。
50多年前,由前苏联发射、因故障未能抵达目的地金星的探测器,预计本月10日左右将进入地球大气层,部分碎片有可能坠落到地面。
専門家は、
海に
落ちる可能性が
最も高いとしています。
地球上に落下するおそれがあるのは、旧ソビエトの探査機「コスモス482号」です。
有可能坠落到地球的是前苏联的探测器“宇宙482号”。
NASA=アメリカ航空宇宙局によりますと、この探査機は金星の表面を調べる目的で、1972年に打ち上げられたあと、エンジンの不具合で金星に向かうことができなかったとみられ、地球のまわりを50年余り飛び続けていました。
据美国国家航空航天局(NASA)称,这艘探测器原本是为了调查金星表面,于1972年发射,但由于发动机故障,似乎未能前往金星,而是在地球周围飞行了50多年。
その間、探査機は徐々に高度を下げ、今月9日から11日ごろ、大気圏に突入する可能性があることが分かったということです。
与此同时,探测器正在逐渐降低高度,据悉,它有可能在本月9日至11日左右进入大气层。
探査機は重さがおよそ500キロで金星の大気圏への突入に耐える設計がされており、NASAは地球の大気圏でも燃え尽きず、北緯52度から南緯52度の間のどこかに落下するおそれがあるとしています。
探测器重约500公斤,设计能够承受进入金星大气层,NASA表示即使在地球大气层中也不会烧毁,可能会在北纬52度到南纬52度之间的某处坠落。
この領域には日本も含まれますが、宇宙からの落下物に詳しい、ハーバード・スミソニアン天体物理学センターのジョナサン・マクダウェル博士はNHKの取材に対し「海に落ちる可能性が最も高く、規模は小型機が墜落するくらいのもので、影響を受ける範囲は限られる。
这个区域也包括日本,但对来自宇宙的坠落物非常了解的哈佛-史密森天体物理中心的乔纳森·麦克道威尔博士在接受NHK采访时表示,“最有可能坠落在海洋,规模相当于一架小型飞机坠毁,受影响的范围有限。”
人に
ぶつかる可能性は
低い」とする
見解を
示しています。