全国のスーパーでのコメの
平均価格は
先月30
日までの1
週間で5
キロあたり
税込みで4206
円となりました。
全國超市的米價平均價格在截至上個月30日的一週內,每5公斤含稅為4206日元。
前の
週より10
円値上がりし、13
週連続で
値上がりしました。
政府が放出した備蓄米の店頭での販売が先月下旬から始まり、コメの価格の動向が注目されていました。
政府釋放的儲備米在上月底開始在店面銷售,米價的動向備受關注。
埼玉のスーパー コメの不足感解消されず
先月下旬から大手スーパーなどで備蓄米の販売が始まっていますが、埼玉県のスーパーではコメの不足感が解消されておらずさらに値上げする必要に迫られています。
<br><br>埼玉的超市 無法緩解米的短缺感<br>從上個月底開始,大型超市等開始銷售儲備米,但埼玉縣的超市仍然無法緩解米的短缺感,並且面臨進一步漲價的必要
埼玉県越谷市にあるスーパーでは、取り引きする問屋が備蓄米を調達できないことから店頭に並べることができずにいます。
在埼玉縣越谷市的一家超市,由於交易的批發商無法調配儲備米,無法將其陳列在店內。
この店舗でのコメの販売価格は、現在5キロあたり税込みでおよそ4700円から5400円となっていますが、問屋からはコメの不足感が解消されていないため今月以降の出荷分について値上げするという連絡があったということです。
目前這家店的米價大約為每5公斤含稅4700日元至5400日元,但批發商表示,由於米的短缺感尚未消除,已通知本月以後的出貨價格將上調。
価格高騰を受けて、先月のコメの販売点数は前の年の同じ時期よりもおよそ2割から3割減っているということで、店では国産米よりも割安な輸入米の販売を検討しているということです。
由於價格上漲,上個月大米的銷售數量比前一年同期減少了大約20%到30%,商店正在考慮銷售比國產米更便宜的進口米。
買い物に来た70代の女性は「きょうはコメを2袋買いたかったが1つだけ買います。
<br><br>來購物的70多歲女性表示:「今天本來想買兩袋米,但只買了一袋。」
年金暮らしなので
出費をおさえるために
備蓄米を
買いたいが、
近くのスーパー
でも見かけず
実感がないです」と
話していました。
「因為靠年金生活,所以想要購買儲備米以減少開支,但在附近的超市也看不到,因此沒有實感。」他說。
スーパーマルサンの八木栄樹店長
「備蓄米の流通はコメの仕入れ値に変化をもたらしていない。
超級丸三的八木榮樹店長 「備蓄米的流通並未對米的進貨價格帶來變化」
多少放出されても
全体相場には
影響しないと
予想していて、
価格が
下がったと
実感できるまでには
ほど遠い状況だ」
田植え始まる すでに “コメ売って”
コメの価格高騰が続く中、生産者にはすでに予約の問い合わせが相次いでいます。
(預計不論釋放多少都不會影響整體市場行情,距離實際感受到價格下降的情況還很遙遠」<br><br>插秧開始 已經有“賣米”<br>在米價持續高漲的情況下,生產者已經接到源源不斷的預約詢問。)
宇和島市三間町では温暖な気候を生かしてほかの産地より早く収穫できるようコメを育てる農家が多く、毎年この時期に田植えが始まります。
宇和島市三間町利用溫暖的氣候,許多農家培育水稻以便比其他產地更早收穫,每年這個時期開始插秧。
生産者の1人、松本高秋さん(65)は高齢化した周辺の農家の田んぼも含め10ヘクタールの田んぼでコメ作りをしていて、7日は家族や従業員と15センチほどのコシヒカリの苗を田植え機にセットし植えていました。
<br><br>生產者之一,松本高秋先生(65歲)包括高齡化的周邊農戶的稻田在內,在10公頃的稻田中種植水稻,7日與家人及員工將約15厘米的越光米秧苗放入插秧機中種植。
松本さんによりますと、コメの品薄を懸念してことしは田植え前から収穫後のコメを売ってほしいという問い合わせが県内外の個人客から相次いでいるということです。
根據松本先生所說,由於擔心大米供應短缺,今年從插秧前就開始有來自縣內外的個人顧客詢問是否可以在收穫後購買大米。
松本さんは肥料などの生産コストが上昇し厳しい経営が続いてきただけに生産者にとって一定程度の高値は必要だとしながらも、消費者の買い控えなどが起きないか懸念しています。
松本先生擔心由於肥料等生產成本上升,經營困難持續,雖然對生產者來說一定程度的高價是必要的,但也擔心會不會發生消費者購買減少的情況。
生産者 松本高秋さん「個人のお客さんで1年分買いたいという問い合わせなどが寄せられています。
<br><br>生產者 松本高秋先生<br>「有個人客戶詢問是否能購買一年的份量
品薄や
価格高騰で
消費者には
迷惑が
かかるけど
生産者からすると
ある程度価格は
上がって
くれる方が
助かります」
宇和島市では来月下旬ごろまで田植えが続き、お盆の時期に稲刈りが行われます。
「短缺和價格高漲對消費者來說是個麻煩,但對生產者來說,價格在某種程度上上漲會更有幫助。」<br>在宇和島市,插秧將持續到下個月底,稻穀將在盂蘭盆節期間收割。
備蓄米販売後もコメ価格が下がらないのは…
卸売業者の間では、備蓄米が販売されるようになったあともコメの不足感が解消されていないためだという見方が出ています。
即使在儲備米銷售後米價仍未下降的原因是...批發商之間認為,這是因為即使開始銷售儲備米後,米的短缺感仍未得到緩解。
政府が放出した備蓄米は先月下旬以降、主に複数の品種を混ぜたブレンド米として店頭に並んでいて、首都圏にある一部のスーパーでも5キロあたり税込みで3600円台から3700円台と全国の平均価格よりも500円程度安く販売されていました。
政府釋出的儲備米自上月底以來,主要以混合多種品種的混合米形式在店頭出售,首都圈的一些超市也以每5公斤含稅3600日圓到3700日圓的價格出售,比全國平均價格便宜約500日圓。
ただスーパー各社によりますと、備蓄米以外のコメの多くは5キロあたり税込みで4000円を超える水準で販売されていて、備蓄米が出回るようになったあとも仕入れ価格には大きな変化がないため値下げするのは難しいということです。
不過根據超市表示,除了儲備米之外,許多大米的售價已超過每5公斤4000日元(含稅),即使儲備米開始流通,進貨價格也沒有顯著變化,因此降價是困難的。
また中小のスーパーの中には仕入れ価格がさらに上昇していることから、今月に入って値上げする予定だという店もありました。
中小型超市中也有因進貨價格進一步上升,計劃本月內調價的店鋪。
一方、卸売業者の間で必要なコメを調達しあう「スポット」と呼ばれる取り引きでは、備蓄米が出回り始めてからわずかに値下がりする動きも出ています。
另一方面,在批發商之間互相採購所需大米的「現貨」交易中,自從儲備米開始流通以來,價格也出現了輕微下跌的趨勢。
このうち令和6年産の「関東銘柄米」の先月16日から31日までの平均価格は、60キロあたり税抜きで4万5999円と2月後半と比べると781円値下がりしています。
其中令和6年產的「關東名牌米」從上個月16日到31日的平均價格為每60公斤不含稅4萬5999日圓,與2月下旬相比下降了781日圓。
取り引きの場を提供している会社では「備蓄米の放出による一定の効果が出たとみられる」と分析していますが、大手卸売会社によりますと、コメの需給は引き締まった状態が続いていて依然としてスーパーなどでの不足感は解消されていないということです。
(<br><br>提供交易平台的公司分析認為,「透過釋出儲備米取得了一定效果」,但根據大型批發公司的說法,稻米的供需仍然緊張,超市等地的短缺感仍未消除。)
このため当面、5キロあたり4000円を超える高値のコメと数百円程度安い備蓄米の大きく2種類が店頭に並ぶ状況が続くのではないかとしています。
目前,由於這個原因,店鋪中將會持續出現兩種大米:每5公斤超過4000日元的高價大米和便宜數百日元的儲備米。
農林水産省は「備蓄米の流通量がさらに増えてくれば店頭価格にも反映されていくとみている。
農林水產省認為「如果儲備米的流通量進一步增加,將會反映在店頭價格上」。
コメの
流通が
正常に
戻るには
業者の
間でコメ
確保への
不安感が
解消される
必要が
ある」としています。
「要恢復大米流通的正常,需要消除業者對大米確保的不安感。」
江藤農林水産相“必要なら備蓄米放出”
江藤農林水産大臣は参議院決算委員会で「凶作や不作の時にコメの供給が途絶えないようにする備蓄米の本来の趣旨を忘れてはならず、基本的に備蓄米を出すことには自制的であるべきだが、必要であればやらなければならない」と述べました。
<br>江藤農林水產相“必要時釋放儲備米”<br>江藤農林水產大臣在參議院決算委員會上表示:“不能忘記儲備米的本來意圖是為了在歉收或欠收時不會中斷米的供應,基本上應該自制地釋放儲備米,但如果必要的話,必須這樣做。”
その上で「備蓄米だけが売れて、流通で滞っているコメが残ると全体の改善にはならない。
此外,「僅僅儲備米賣得好,流通中滯銷的米留著,這對整體的改善沒有幫助。」
今後は、
どのような
姿勢を
示せば、
市場の
価格形成に
関わっている
人が、
秋までにコメを
流通させようという
気持ちに
なるのか
考えていきたい」と
述べました。
「今後要展示什麼樣的姿態,才能讓參與市場價格形成的人有意願在秋天之前流通大米,我想繼續思考這個問題。」他說。