コメの
値上がりが
止まりません。
農林水産省は全国のスーパーおよそ1000店でのコメの販売価格をまとめ、毎週公表しています。
农业林水产省汇总了全国约1000家超市的大米销售价格,并每周公布。
それによりますと、4
月7
日から13
日までの1
週間に
販売された
価格の
平均は
消費税込みで5
キロ当たり4217
円と、
前の
週より3
円値上がりしました。
根据报道,4月7日至13日这一周的平均售价(含税)为每5公斤4217日元,比前一周上涨了3日元。
値上がりは15
週連続で、
備蓄米の
店頭での
販売は3
月下旬から
始まっていますが、
去年の
同じ時期に
比べると2
倍以上の
高値が
続いている
形です。
价格已经连续15周上涨,尽管从3月下旬开始储备大米已经在店内销售,但与去年同期相比,价格仍然是两倍以上的高价。
コメの価格はなぜ下がらないのか?
【動画解説】でお伝えします。
【動画解説】(2分50秒)
4月22日 おはよう日本で放送
※動画はデータ放送ではご覧いただけません
コメ価格 値上がりのわけは?
まず、放出した備蓄米がまだ行き届いていないということが理由として挙げられます。
【视频解说】(2分50秒)4月22日 在“早安日本”中播出※视频无法通过数据广播观看大米价格上涨的原因是什么?首先,释放的储备大米尚未完全到位是一个原因
1回目の入札で落札された備蓄米のうち、先月30日までに小売店などに届いたのは、まだ0。
截至上月30日,通过第一次招标中标的储备大米尚未送达零售店等。
3%
程度なんです。
トラックの
手配や
精米の
作業の
調整などに、
どうしても時間がかかって
しまうそうです。
卡车的安排和精米工作的协调似乎无论如何都需要花费时间。
では、もうすこし我慢すれば価格は去年並みに下がるのでしょうか。
そうとも言い切れません。
大手卸売業者に聞くと、そもそも去年収穫されたコメが実際には政府の見立てよりも少なく、需要に見合うだけの量がないのではないかという見方もあるということです。
大型批发商表示,去年收获的大米实际上比政府的估计要少,可能没有足够的数量来满足需求。
農林水産省は、去年のコメの収穫量が「前の年より18万トン増えたとみられる」としていますが、実はこの数字、一定の条件をもとにした試算です。
农林水产省表示,去年的大米收成量“预计比前一年增加了18万吨”,但实际上这个数字是基于一定条件的试算。
コメの流通ルートはJAだったり、農家の直販だったり、さまざまあって、農林水産省がすべての収穫量を把握できているわけではありません。
稻米的流通渠道有的是通过农业协会,有的是农户直销,种类繁多,农林水产省并不能掌握所有的收成量。
価格高騰 いつまで?
今後どうなるか、なかなか見通せませんが、専門家のなかには、ある程度は値下がりするが1年前ほどには安くならないという見方もあります。
价格上涨会持续多久?未来的走势很难预测,但有专家认为,价格会在一定程度上下降,但不会像一年前那样便宜。
流通経済研究所の折笠俊輔主席研究員は、備蓄米が行き渡ることで「今後は5キロで税込みで4000円を切るぐらいが目指す価格になってくるのではないか」と話しています。
流通经济研究所的折笠俊辅主席研究员表示,随着储备大米的普及,“今后5公斤含税价格可能会降到4000日元以下,这是我们努力的目标。”
輸入米は増えるのか?
大手スーパーで外国産米をブレンドしたコメが売られていたんですが、輸入米が増えていくということはあるのでしょうか?。
进口大米会增加吗?在大型超市里,有出售混合外国大米的米,那么进口大米会增加吗?
確かに民間の外国産米の輸入量は増えてはいます。
ことし2
月の
輸入量は2023
年度1
年分を
上回っています。
そもそも
外国産米は
高い関税がかかっていますが、
それでも国産米より
安く
販売できると
見込んで
取り扱う企業も
出ています。
本来进口大米关税很高,但仍有企业认为可以比国产大米更便宜销售,因此开始经营。
とはいえ需要に比べると輸入量はわずかで、こうした動きは限定的ということです。
尽管如此,与需求相比,进口量仍然很少,这种趋势是有限的。
関税をめぐるアメリカとの交渉など、いろいろな要素も絡んできそうで、今後もコメの価格から目が離せません。
美国关于关税的谈判等各种因素也可能会有所牵扯,今后也不能忽视大米的价格。