アメリカの
関税措置をめぐり、
日本政府は、
自動車の
安全基準に関するものを
含め、
トランプ大統領が
事実と
異なる発言を
繰り返しているとしています。
關於美國的關稅措施,日本政府表示,包括汽車安全標準在內,特朗普總統一再發表與事實不符的言論。
客観的なデータ
などを
示しながら
丁寧に
交渉を
進め、
双方の
利益につながる
一致点を
見いだしたい
考えです。
希望通過展示客觀的數據,細心地進行談判,找出能夠促進雙方利益的一致點。
石破総理大臣は、
来週、ベトナムとフィリピンを
訪問し、
それぞれ首脳会談を
行う方向で
調整しています。
石破首相計劃下週訪問越南和菲律賓,並分別進行首腦會談。
アメリカの関税措置をめぐる日米交渉に関連し、トランプ大統領は、SNSで自動車の安全基準に関する「非関税障壁」の例として「日本のボウリングの球によるテスト」を挙げました。
美國總統川普在社交媒體上提到,與美國關稅措施有關的日美談判中,將「日本的保齡球測試」作為汽車安全標準的「非關稅壁壘」例子。
トランプ氏は1期目にも日本ではボンネットにボウリングの球を落としてへこんだら不合格になると主張したことがあり、改めて持論を展開した形ですが、国土交通省は、そうした試験はないとしています。
特朗普在第一任期时曾声称,如果在日本的汽车引擎盖上掉下保龄球后出现凹陷就算不合格,此次他再次重申了这一观点,但国土交通省表示并没有这样的测试。
また、政府は、アメリカ産のコメに対する関税率や、日本との貿易赤字額についても、トランプ大統領が、事実と異なる発言を繰り返しているとしています。
此外,政府還表示,特朗普總統對美國大米的關稅稅率以及與日本的貿易逆差金額多次發表與事實不符的言論。
さらに安全保障の面でも石破総理大臣は、21日「『アメリカは日本を守るのに、日本はアメリカを守っていない』というのは事実認識にそごがある。
此外,在安全保障方面,石破首相21日表示,「『美國保護日本,但日本沒有保護美國』這種說法在事實認識上是有出入的。」
きちんとした
事実認識をしてもらうという
立場で
交渉に
臨んで
いく」と
述べました。
政府は、客観的なデータなどを示しながら丁寧に交渉を進め、投資や雇用の拡大など、日米双方の利益につながる一致点を見いだしたい考えで、次回の閣僚交渉に向けた準備も急ぐことにしています。
政府希望在提供客觀數據的同時,細緻地推進談判,並找到能為日美雙方帶來利益的共同點,如投資和就業的擴大等,並加緊準備下一次的部長級會談。
石破首相 ベトナムとフィリピン訪問へ 首脳会談を調整
石破総理大臣は、来週、ベトナムとフィリピンを訪問し、それぞれ首脳会談を行う方向で調整しています。
石破首相將訪問越南和菲律賓,正在協調舉行首腦會談。石破總理大臣預計下週訪問越南和菲律賓,正在調整與各國領導人舉行會談的安排。
この中では、アメリカ・トランプ政権の関税措置が、世界経済や多角的な自由貿易体制に及ぼす影響などをめぐって意見を交わしアメリカ側の主張などに関する情報も共有することにしています。
在這其中,將就美國特朗普政府的關稅措施對世界經濟及多邊自由貿易體系的影響進行意見交流,並分享有關美國方面主張的信息。
また、中国が海洋進出を強めていることを念頭に、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の重要性を訴え、安全保障分野の協力強化も図りたい考えです。
中國加強海洋擴張的背景下,我們強調基於法治的自由開放國際秩序的重要性,並希望加強安全保障領域的合作。
さらにフィリピンでは、ことしで戦後80年となることから、日本人戦没者の慰霊碑を訪れ、祈りをささげることを検討しています。
此外,由於今年是戰後80週年,菲律賓正在考慮前往日本人戰亡者的紀念碑進行參拜和祈禱。
石破総理大臣としては、アメリカや中国などの動向もあって世界情勢の不透明感が増す中、グローバル・サウスの一角でもある東南アジアの国々との連携を深めることで、地域の平和と安定につなげていきたいねらいがあるものとみられます。
石破總理大臣希望在美國和中國等國的動向使世界局勢的不透明感增加的背景下,通過加深與作為全球南方一部分的東南亞國家的聯繫,促進地區的和平與穩定。
焦点の1つに農産物輸入拡大 コメは農家への影響懸念
赤澤経済再生担当大臣が先週、ワシントンで行った閣僚交渉で、アメリカ側は、関心を持つ農産物として、コメや肉、じゃがいもなどを列挙したことがわかっていて、今後の交渉では、こうした農産物のアメリカからの輸入拡大が焦点の1つになるとみられます。
美國對農產品進口擴大感興趣 大米對農民影響的擔憂 赤澤經濟再生負責大臣上週在華盛頓進行的部長級談判中,美方列舉了他們感興趣的農產品,如大米、肉類和馬鈴薯等,據悉,未來的談判中,這些農產品從美國的進口擴大將成為焦點之一。
このうちコメについては、国内で価格高騰が続く中、民間企業の間では、高い関税を支払っても海外のコメを輸入する動きが広がっている一方で、輸入拡大が国内のコメ農家に及ぼす影響を懸念する声も根強くあります。
在這之中,關於大米,隨著國內價格持續高漲,民間企業之間即使支付高額關稅也擴大進口海外大米的趨勢正在擴大,另一方面,對於進口擴大對國內大米農戶造成影響的擔憂聲音也依然強烈。
政府内では、コメ農家への影響を抑えられるよう「ミニマムアクセス」と呼ばれる既存の輸入制度の活用を検討してはどうかといった意見や、コメ以外の大豆やトウモロコシなどの輸入拡大も選択肢の1つではないかといった意見が出ています。
政府內部有意見認為,為了減少對稻農的影響,可以考慮利用稱為「最低進口量」的現有進口制度,或者擴大大豆和玉米等非稻米的進口也是一個選擇。
政府は、こうした意見も踏まえ、今月中の実施を目指す次回の交渉に向け、農産物の分野での対応策を検討していくことにしています。
政府將考慮這些意見,並計劃在本月內實施,並針對下次談判中的農產品領域制定應對措施。