ロシアのプーチン
大統領が
一方的に
宣言した、キリスト
教の
復活祭にあわせた
停戦の
期間が
日本時間の21
日午前6
時に
終了しました。
俄羅斯總統普京單方面宣佈的配合基督教復活節的停火期已於日本時間21日上午6時結束。
ウクライナ側はロシア側が、この間も攻撃を続けたとした上で民間のインフラに対するミサイル攻撃などを少なくとも30日間停止する案をあらたに示し、応じるよう求めています。
烏克蘭方面表示,俄羅斯方面在此期間繼續發動攻擊,並提出一項新的建議,要求俄羅斯至少停止對民間基礎設施的導彈攻擊30天。
ロシアのプーチン大統領は、20日のキリスト教の復活祭にあわせて一方的に停戦を宣言しました。
俄羅斯總統普京在20日的基督教復活節宣布單方面停火。
停戦期間は19日午後6時、日本時間の20日の午前0時から30時間だとしていて、21日午前6時にその期限を迎えました。
停火時間為19日下午6點,日本時間20日凌晨0點開始,持續30小時,於21日凌晨6點到期。
これに先立ちロシア大統領府のペスコフ報道官が「プーチン大統領は停戦を延長させる命令は出していない」と述べたと国営のタス通信が伝えました。
在此之前,俄羅斯總統府發言人佩斯科夫表示,普京總統並未下令延長停火,國營塔斯社報導。
また、ロシア国防省は20日、SNSでロシア軍は期間が始まってから停戦の状態を厳守したとした上でウクライナ側から444回の砲撃などがあったほか無人機による攻撃が900回あったと主張しました。
此外,俄羅斯國防部於20日在社交媒體上表示,俄羅斯軍隊自停火期開始以來一直嚴格遵守停火狀態,而烏克蘭方面則發動了444次炮擊及900次無人機攻擊。
これに対し、ウクライナのゼレンスキー大統領は、期間が終わった21日、東部ドネツク州やウクライナ軍が越境攻撃を続けるロシア西部のクルスク州などでロシア軍による96回の襲撃や1882回の砲撃があったとSNSに投稿し、非難を強めています。
烏克蘭總統澤倫斯基在21日表示,期間結束時,俄羅斯軍隊在東部頓涅茨克州和烏克蘭軍隊持續越境攻擊的俄羅斯西部庫爾斯克州等地發動了96次襲擊和1882次砲擊,並在社交媒體上發文加強譴責。
ゼレンスキー大統領は「停戦」というプーチン大統領のことばは「空虚だ」と指摘し「復活祭はこの戦争の唯一の原因で、戦争が長引いている理由はロシアだということを明確に示した」と強調しました。
烏克蘭總統澤連斯基指出,普京總統所說的「停火」是「空洞的」,並強調「復活節是這場戰爭的唯一原因,戰爭持續的原因明確是俄羅斯」。
その上で30日間の完全な停戦を行う代わりに、民間のインフラへのミサイルや無人機の攻撃を少なくとも30日間停止する案を新たに示し、応じるよう求めていて、今後のロシア側の出方が焦点となっています。
在此基礎上,提出了一項新的提案,即暫停對民間基礎設施的導彈和無人機攻擊至少30天,以換取完全的30天停火,並要求對方做出回應,未來俄羅斯方面的反應成為焦點。
トランプ大統領「合意できるよう願っている」
アメリカのトランプ大統領は、ウクライナ情勢をめぐって20日、SNSに「ロシアとウクライナが今週、合意できるよう願っている」と投稿しました。
川普總統「希望能達成協議」美國總統川普於20日針對烏克蘭局勢在社交媒體上發文表示,「希望俄羅斯和烏克蘭本週能達成協議」。
そして「両国はその後、アメリカと大きなビジネスを始め利益をあげられるだろう」としています。
然後「兩國將開始與美國進行大規模商業活動,並能夠獲利」。
トランプ政権は、停戦に向けた協議で速やかな前進がみられない場合、ロシアとウクライナの間の仲介をやめる可能性も示しながら両国に歩み寄りを求めています。
特朗普政府要求俄羅斯和烏克蘭雙方妥協,並表示如果在停火協商中未見迅速進展,可能會停止在兩國之間的調解。
キーウから記者解説
Q。現在、そちらはどのような状況ですか。
A。
キーウでは
停戦期間が
終わって1
時間ほどがたちました。
今のところ、防空警報は出ていません。
復活祭当日は平穏に過ぎました。
しかし、地元メディアはロシア軍の攻撃は前線で続いていたという兵士の証言を伝えています。
但是,當地媒體傳達了士兵的證詞,表示俄羅斯軍隊的攻擊仍在前線持續。
ゼレンスキー大統領も数時間おきにSNSで前線の状況を報告し、停戦は守られていないと訴えました。
澤倫斯基總統每隔幾小時就在社交媒體上報告前線的情況,並控訴停火未被遵守。
キーウの市民からは「ロシアはうそばかりつく」といった声が聞かれました。
3年以上、侵攻を続ける中で、突然、わずか1日と少しの停戦を宣言するというロシアの姿勢にウクライナではただのパフォーマンスでしかないという冷ややかな見方が支配的です。
在持續進攻超過三年後,俄羅斯突然宣佈僅為期一天多一點的停火,這在烏克蘭被普遍視為僅僅是作秀的姿態。
Q。ゼレンスキー大統領は今後どうでると見られますか。
A。
「ロシアは
信用ならない
国だ」ということを
トランプ政権に
強く
訴えかけて
いくものとみられます。
「俄羅斯是一個不可信的國家」,這一點預計將強烈呼籲特朗普政府。
停戦協議が思うように進まないことにトランプ大統領はいらだちを隠していません。
ウクライナとしては、戦争を長引かせているのはロシアの方だというみずからの主張をトランプ政権に浸透させる必要があると考えています。
烏克蘭認為有必要讓川普政府了解,他們的立場是戰爭拖延的原因在於俄羅斯。
ゼレンスキー大統領の新たな提案はボールはロシア側にあるということを強調して、プーチン大統領に対応を迫る狙いがあるとみられます。
澤倫斯基總統的新提議強調球在俄羅斯一方,目的是迫使普京總統作出回應。
モスクワから記者解説
Q。ロシアのプーチン大統領は、今後、どう動くと見ていますか。
A。
さっそく
反応した
アメリカの
トランプ大統領が、
今後、
どう出てくるかを
見極めて、
次の
一手を
打つものとみられます。
美國的川普總統迅速作出反應,接下來將觀察其行動,再採取下一步行動。
ロシアの外交筋の間では今回の復活祭にあわせた停戦の宣言は「ロシアには停戦の意思があるが、停戦を守らないのはウクライナの方だ」という主張を展開するための駆け引きだとの見方もあります。
在俄羅斯的外交圈子中,有觀點認為此次復活節的停火宣言是一種策略,目的是宣稱「俄羅斯有意願停火,但不遵守停火的是烏克蘭」。
プーチン大統領としては、最低限、クルスク州など、ウクライナ軍に掌握された地域を奪還するまで戦闘を続ける構えと見られています。
普京總統至少被認為會繼續戰鬥,直到奪回包括庫爾斯克州在內的被烏克蘭軍隊掌握的地區。
このため今週にもイギリスで行われる欧米各国による停戦にむけた協議がロシアの主張にそった方向に進むよう、圧力をかける狙いがあるというわけです。
因此,本週在英國舉行的歐美各國停火協議旨在施加壓力,使其朝著符合俄羅斯主張的方向發展。
ロシア側が停戦を延長しなかったことで、ウクライナ側からの追加の30日間の停戦という提案の扱いがどうなるのかも、今後の焦点となります。
俄羅斯方面未延長停火,使得烏克蘭方面提出的額外30天停火提案的處理成為未來的焦點。