米中貿易摩擦の
影響で
中国側がこれまで
拒んでいた
アメリカの
航空機メーカー「ボーイング」の
機体の
納入について、
中国政府が
受け取りの
停止措置を
解除したとアメリカの
複数の
メディアが
伝えました。
由于美中贸易摩擦的影响,中国方面此前一直拒绝接收美国飞机制造商波音公司的飞机。美国多家媒体报道称,中国政府已经解除了暂停接收的措施。
アメリカと
中国が
追加関税の
大幅な
引き下げなどで
合意したことを
踏まえた
動きとみられます。
这被认为是基于美国和中国就大幅下调追加关税等事项达成协议的举措。
「ボーイング」は先月、米中の貿易摩擦の影響で中国の多くの航空会社が機体の納入を拒んでいることを明らかにし、中国政府も「アメリカの関税措置が中国の航空会社とボーイングの双方に大きな影響を与えている」として受け取りの停止などを事実上、認めていました。
波音公司上个月透露,由于中美贸易摩擦的影响,中国许多航空公司拒绝接收飞机交付。中国政府也事实上承认了暂停接收等措施,表示“美国的关税措施对中国的航空公司和波音公司双方都产生了重大影响”。
これについてアメリカのメディア、ブルームバーグなどは13日、中国政府が国内の航空会社に対して停止措置を解除し、ボーイングによる機体の納入再開を認める通知を出したと伝えました。
据美国媒体彭博社等13日报道,中国政府已通知国内航空公司解除停飞措施,允许波音公司恢复飞机交付。
アメリカと中国の間では貿易協議で互いに課している追加関税を115%引き下げることで合意し、中国が対抗措置としてアメリカに課す関税は10%となります。
美国和中国在贸易谈判中达成协议,双方将相互加征的附加关税下调115%,中国作为反制措施对美国加征的关税将为10%。
中国側は関税以外の措置についても停止や撤廃に向けて必要な対応を取るとしていて、今回の決定はこれを踏まえた動きとみられます。
中方还表示将对关税以外的措施也采取必要的应对措施以实现暂停或取消,此次决定被认为是基于这一立场所做出的行动。
ただアメリカのメディアは、米中の間で貿易協議が続けられることから、中国側で実際に機体の受け取りが進むかどうかはなお不透明だと伝えています。
不过美国媒体报道称,由于中美之间的贸易谈判仍在继续,中国方面是否会实际接收飞机仍然存在不确定性。