일본어 뉴스: 北海道駆除のヒグマ “12日と4年前に死亡の2人襲った”と断定

男性だんせいがヒグマに襲おそわれて死亡しぼうした北海道ほっかいどう福島ふくしま町まちで、18日じゅうはちにちに駆除くじょされたクマについて道どうがDNA鑑定かんていを行おこなったところ、男性だんせいの衣類いるいに付着ふちゃくしていたクマの体毛たいもうと一致いっちしました。

4年よねん前まえに町内ちょうないで女性じょせいを死亡しぼうさせたクマのDNAとも一致いっちし、道どうはこのヒグマが2人ふたりを襲おそったと断定だんていしました。

月">今月こんげつ12日じゅうににち、新聞しんぶん配達はいたつ中ちゅうの52歳ごじゅうにさいの男性だんせいがヒグマに襲おそわれて死亡しぼうした北海道ほっかいどう福島ふくしま町まちでは、18日じゅうはちにち、オスのヒグマ1頭いっとうが駆除くじょされ、道どうの研究けんきゅう機関きかんがDNA鑑定かんていを進すすめていました。

道どうは19日じゅうくにち午後ごご、鑑定かんていの結果けっか、駆除くじょされたクマの体毛たいもうと、男性だんせいの衣類いるいに付着ふちゃくしていたクマの体毛たいもうや現場げんば周辺しゅうへんで採取さいしゅされた体毛たいもうのDNAが一致いっちしたと発表はっぴょうしました。

また駆除くじょされたクマと4年よねん前まえに町内ちょうないの70代ななじゅうだいの女性じょせいを死亡しぼうさせたクマのDNAも一致いっちしたということです。

これを受うけて道どうは、駆除くじょされたヒグマが、今回こんかい死亡しぼうした男性だんせいと4年よねん前まえに死亡しぼうした女性じょせいの2人ふたりを襲おそったと断定だんていしました。

道どうは福島ふくしま町まちに出だしていたヒグマ警報けいほうを解除かいじょした上うえで、引ひき続つづきクマの出没しゅつぼつなどに注意ちゅういするよう呼よびかけています。

4年よねん前まえ当時とうじ77歳ななじゅうななさいの女性じょせいが襲おそわれた状況じょうきょう

4年よねん前まえの2021年にせんにじゅういちねん7月しちがつ2日ふつか、福島ふくしま町まち白符しらふのやぶの中なかで、前日ぜんじつに農作業のうさぎょうのため自宅じたくを出でたまま行方ゆくえが分わからなくなっていた当時とうじ77歳ななじゅうななさいの女性じょせいが遺体いたいで見みつかりました。

今月こんげつ12日じゅうににちに男性だんせいがヒグマに襲おそわれて死亡しぼうした現場げんばからは南みなみに3キロさんきろほど離はなれた場所ばしょでした。

北海道ほっかいどう立りつ総合そうごう研究けんきゅう機構きこうの現地げんち調査ちょうさで、女性じょせいの遺体いたいにささの葉はなどがかけられていたほか、ヒグマの体毛たいもうが付着ふちゃくしていたことから警察けいさつや道どうは、ヒグマに襲おそわれて死亡しぼうした可能性かのうせいが極きわめて高たかいと結論けつろんづけました。

当時とうじ、福島ふくしま町まちは現場げんば付近ふきんに注意ちゅういを呼よびかける看板かんばんを設置せっちしたほか、ハンターを増ふやして警戒けいかいを強つよめていましたが、ヒグマは見みつからず駆除くじょには至いたっていませんでした。

町まちの住民じゅうみんは

20代にじゅうだい女性じょせい

「安心あんしんはしましたが、4年よねん前まえにも女性じょせいが死亡しぼうする事案じあんがありながら、再ふたたび犠牲者ぎせいしゃを出だしてしまったことは残念ざんねんです。

住宅じゅうたく地ちへの出没しゅつぼつは以前いぜんから確認かくにんされていたので、やりようもあったと思おもうし本来ほんらいなら先手せんてを打うって対策たいさくを講こうじてほしかったです」

80代はちじゅうだい男性だんせい

「駆除くじょされてよかったという気持きもちはありますが、ヒグマを寄よせつけないためにも草刈くさかりなど日頃ひごろから対策たいさくをしていたら今回こんかいの事案じあんは防ふせげたかもしれないという気持きもちが拭ぬぐえないです」

70代ななじゅうだい男性だんせい

「毎日まいにち、ヒグマへの恐怖きょうふから周囲しゅういを警戒けいかいしながら仕事しごとをしていたので、この1週間いっしゅうかん、気持きもちも休やすまりませんでした。

これで少すこしは安心あんしんできると思おもいます」

「ゴミに餌付えづいたクマ作つくらない対策たいさくを」

ヒグマの生態せいたいに詳くわしい酪農らくのう学園がくえん大学だいがくの佐藤さとう喜和よしかず教授きょうじゅは「少すくなくとも2件にけんの人身じんしん事故じこを起おこしていた個体こたいが確実かくじつに駆除くじょされたということになるので、住民じゅうみんにとっては安心あんしんの材料ざいりょうになる。

住民じゅうみんが非常ひじょうに不安ふあんな期間きかんを過すごし、現場げんばに出動しゅつどうしていた人ひとたちも眠ねむれない日々ひびが続つづいていた状況じょうきょうなので、まずはほっとしたところだと思おもう」と話はなしました。

そのうえで、4年よねんが経過けいかして同おなじクマが再ふたたび人ひとを襲おそった今回こんかいのケースについて「短みじかい期間きかんに繰くり返かえし人ひとを襲おそうような過去かこのケースもあり、近年きんねんだと、2年にねん連続れんぞくで襲おそったという事故じこは確認かくにんされているが、4年よねんという期間きかんを空あけた事例じれいはなかった。

この個体こたいが特とくに人ひとを襲おそおうと思おもって襲おそっているわけではなく、たまたまばったり人ひとに出会であってしまったというケースではないか」と指摘してきしました。

そして、近ちかくでごみ箱ばこがヒグマに荒あらされたとみられる複数ふくすうの痕跡こんせきが見みつかっていたことを踏ふまえ「クマが出没しゅつぼつする原因げんいんとなるゴミや、クマが身みを隠かくせるやぶが広ひろがっているという問題もんだいも残のこっているので、今後こんごも引ひき続つづき適切てきせつに管理かんりしていくことが重要じゅうようだ。