随意契約で
放出された
備蓄米の
店頭販売が
相次いで
始まる中、
小泉農林水産大臣は、6
月1
日、
都内のディスカウントストアやスーパーの
売り場を
視察し、
店頭での
価格や
売れ行きなどを
確認しました。
在隨意契約釋出的儲備米相繼開始在店頭販售之際,小泉農林水產大臣於6月1日視察了東京都內的折扣店和超市的賣場,確認了店頭價格及銷售情況等。
また、コメの価格高騰が続く中、一部の小売業者から流通のあり方を見直すよう求める声が上がっていることについて、小泉農林水産大臣は、流通経路を透明化し、改善すべき点がないか、検討する考えを示しました。
此外,隨著稻米價格持續高漲,部分零售業者要求檢討流通方式,對此小泉農林水產大臣表示,將考慮使流通渠道更加透明,並檢討是否有需要改善之處。
小泉農相 販売店視察「すごいスピードで対応 事業者に感謝」
東京 大田区にある大手ディスカウントストアの店舗には、正午すぎに小泉農林水産大臣が視察に訪れ、備蓄米が並んでいる様子を確認しながら、運営会社の社長から、価格を5キロ当たり税抜きで1980円、税込みで2139円に設定したことや、包装を簡略化して迅速な販売につなげたことなどの説明を受けました。
小泉農相視察販賣店「以驚人的速度應對,感謝業者」——在東京大田區的大型折扣商店,小泉農林水產大臣於中午過後前來視察,一邊確認儲備米陳列的情況,一邊聽取營運公司社長說明,包括將價格設定為每5公斤未稅1980日圓、含稅2139日圓,以及簡化包裝以加快銷售等措施。
このあと小泉大臣は、東京 品川区にある大手スーパーの店舗も訪れ、運営会社の社長らから、備蓄米の販売状況とともに、コメが品切れしないよう心がけているものの、特に西日本の店舗でコメの品薄感が高まっていることなどの説明を受けました。
接著,小泉大臣還造訪了位於東京品川區的大型超市門市,並從營運公司的社長等人那裡聽取了有關儲備米的銷售情況,以及雖然他們一直努力確保米不會缺貨,但特別是在西日本的門市,米的供應短缺感正在加劇等說明。
一連の視察のあと、小泉大臣は記者団の取材に応じ「すごいスピードで対応してくれた民間の事業者の皆さんに、感謝の気持ちでいっぱいだ」と述べました。
在一連視察之後,小泉大臣接受記者採訪時表示:「對於以驚人速度做出應對的民間業者們,充滿感謝之情。」
その上で「銘柄米も価格を下げていかないと売れない気がするという声も聞いている。
在此基礎上,也聽到有聲音表示:「如果品牌米不降價的話,感覺也賣不出去。」
今回の
備蓄米の
投入で、
備蓄米以外のコメ
全体の
価格にも
一定の
影響を
与えることが
できる可能性がある」と
述べました。
這次釋出儲備米,有可能對除了儲備米以外的整體米價也產生一定的影響。
一方、農林水産省が、コメの販売店からの備蓄米の購入申請の受け付けを6月2日の午後5時でいったん休止することについては「上限に達するのではないかという状況なので、集計をする。
另一方面,農林水產省對於從米販售店收到的儲備米購買申請,將於6月2日下午5點暫時停止受理一事表示:「因為申請似乎已達上限,所以需要進行統計。」
また、
申し込みで
届いている
書類の
中には
不備も
あるようなので、
その確認作業も
必要だということで、いったん
休止し
精査をするということだ」と
説明しました。
此外,他說明:「由於申請時收到的文件中似乎也有不齊全的情況,因此也需要進行確認作業,所以決定暫時中止並加以審查。」
ディスカウントストア運営会社社長の問題提起に
大手ディスカウントストア「ドン・キホーテ」の運営会社の吉田直樹社長は、5月、コメの流通のあり方をめぐって、最大の集荷業者であるJAグループと直接取り引きできる卸売業者が限られるうえ、消費者の手元に届くまでに複数の卸売業者が仲介することなどが価格高騰の一因となっているなどと指摘する意見書を、小泉農林水産大臣宛てに提出しました。
折扣商店經營公司社長提出問題,大型折扣商店「唐吉訶德」的經營公司社長吉田直樹於5月,針對稻米流通方式,指出最大的集貨業者JA集團能夠直接交易的批發業者有限,加上在到達消費者手中之前,經過多家批發商中介等因素,成為價格高漲的原因之一,並向小泉農林水產大臣提交了意見書。
吉田社長は6月1日、小泉大臣が店舗を視察したあと、記者団の取材に応じ「魚や野菜など、ほかの食品と比べても、コメの流通経路は際立って前時代的だ。
吉田社長於6月1日,在小泉大臣視察店鋪後,接受記者團採訪時表示:「與魚類、蔬菜等其他食品相比,米的流通渠道格外地落後於時代。」
そういった
問題提起がまずは
必要であり、われわれも
小売業者として
全力を
尽くしていきたい」と
述べました。
首先需要提出這樣的問題,我們作為零售業者也想全力以赴。
これについて、小泉大臣は一連の視察のあと、記者団の取材に対し「何がこれだけの価格高騰を招く要因かを解明するうえで、一つの参考にすべき意見だ。
關於這一點,小泉大臣在一連視察後,接受記者採訪時表示:「為了解明究竟是什麼導致了如此大幅的價格高漲,這是一個值得作為參考的意見。」
コメの
流通は
透明化をしなければいけない」と
述べました。
そのうえで「今回、随意契約という形で、一気に大手の小売業者やコメの販売店などに中間段階を抜いて届けていくことで、どれだけ順番に卸してきたのか、いくつもの階層があったことが、明らかになった。
在此基礎上,「這次以隨意契約的形式,直接將產品送達大型零售業者和米販等,省略了中間階段,結果發現過去是依序批發,有著多層次的階層,這一點已經變得明顯。」
そこも
しっかり見たうえで、
次の
政策につなげていければと
思う」と
述べ、
今後、コメの
流通の
あり方について、
改善すべき
点がないか、
検討する
考えを
示しました。
在充分檢視那部分之後,他表示:「希望能夠將其連接到下一步的政策上」,並表明今後將考慮檢討稻米流通方式是否有需要改進之處。
小泉農相 野村元農相発言に「ルールは存じ上げているつもり」
自民党の野村 元農林水産大臣は、5月31日に鹿児島県で開かれた会合で、小泉農林水産大臣が随意契約で備蓄米を売り渡す方針を、党の農林部会に諮らず決めたとして、「ほとんど自分で決めて自分で発表してしまう。
小泉農相對於野村前農相的發言表示:「我自認是了解規則的」自民黨的前農林水產大臣野村,在5月31日於鹿兒島縣舉行的會議上表示,小泉農林水產大臣未經黨的農林部會討論,就決定以隨意契約出售儲備米的方針,「幾乎都是自己決定、自己發表」。
ルールというものを
覚えていただかないといけない」
などと
述べました。
これについて、小泉大臣は6月1日、都内で記者団に対し「農林部会長だったので、ルールは存じ上げているつもりだ。
關於此事,小泉大臣於6月1日在東京都內對記者表示:「因為我曾擔任農林部會長,所以自認對相關規則有所了解。」
大臣が
やることなすこと
一つ一つを
党に
諮らなければいけないなら、
誰が
大臣になっても
スピード感を
持って
大胆な
判断はできない」と
述べました。
如果每一件大臣所做的事情都必須事先徵詢黨的意見,那麼無論誰當大臣,都無法帶著速度感做出大膽的判斷。
そのうえで「政省令の改正とか運用とか、そういったことは大臣の決めるべきことで、私はこれがルールだと思う。
在此基礎上,「政省令的修正或運用等,這些應該是大臣決定的事情,我認為這就是規則。」
私が
大臣になって、
そこが
ルールだということを、
省内にも
徹底させたい」と
述べました。
我成為大臣後,也想在省內徹底落實「這就是規則」這一點。
自民 森山幹事長 “安心して再生産 安定的に届けられる価格を”
自民党の森山幹事長は高松市で講演し「きのうから宮城県や東京都の一部で店頭に並ぶようになった。
自民黨森山幹事長:「能夠安心地再生產,以穩定的價格供應」自民黨的森山幹事長在高松市發表演講時表示:「從昨天開始,宮城縣和東京都的部分地區已經開始在店頭販售了。」
もっと広い地域で2000
円のコメが
売られて
いくことに
なる」と
述べました。
他表示:「在更廣泛的地區,2000日圓的米將會被販售。」
そのうえで「大事なことは、国民の主食なので、どれくらいの値段が適切なのかということと、農家が生産できるコストが担保されなければならないということだ。
在此基礎上,「重要的是,因為這是國民的主食,所以價格應該設定在什麼水準才適當,以及必須確保農民能夠負擔生產成本。」
農家が
引き続きコメをつくろうという
気持ちになってもらわないと
生産されず、
安ければ
よいというものではない。
如果不能讓農民持續有意願種植稻米,就無法生產出來,並不是只要便宜就好。
生産者が
安心して
農産物の
再生産ができ、
消費者に
安定的に
届けられる
価格こそ、
目指すべき
方向性だ」と
述べました。
生產者能夠安心地再生產農產品,並以穩定的價格供應給消費者,這才是我們應該追求的方向。
また、今後の農業政策について「農家の人たちに『次の世代にしっかりした農業を渡すことができる』と言ってもらえるよう、政府・与党が一体となって強い決意を持って取り組んでいかなければならない」と述べました。
此外,針對今後的農業政策,他表示:「為了讓農民們能夠說出『我們可以把健全的農業傳承給下一代』,政府與執政黨必須齊心協力,以堅定的決心來推動這項工作。」
立民 野田代表「忘れてはいけないのは生産者のこと」
立憲民主党の野田代表は、仙台市で開かれた党の会合で「消費者にとってコメがもっと安くなるようにするのは必要だが、忘れてはいけないのは生産者のことだ。
立憲民主黨的野田代表在仙台市舉行的黨內會議上表示:「讓米價對消費者來說變得更便宜固然重要,但絕不能忘記生產者的立場。」
コメを
作る農家が
離農するようなことになれば
深刻で、
この観点が
自民党の
農政には
足りなさすぎる。
如果種植稻米的農民紛紛退出農業,這將會是個嚴重的問題,而自民黨的農業政策在這一點上實在太過不足。
生産者への
直接支払制度の
導入も
合わせてしていかなければ、
安心して
農業を
続けられない」と
述べました。
他表示:「如果不結合導入對生產者的直接支付制度,就無法安心持續從事農業。」
国民 玉木代表「本質的な農政改革も同時に進めるべき」
国民民主党の玉木代表は、仙台市で記者団に対し「備蓄米を放出して、できるだけ安いコメを届けるという政府の対応は、円滑に進んでほしいと期待しているが、一方で農家からすると、生産コストも上がって厳しい状況で、価格を下げればいいというものでもない。
國民 玉木代表:「本質性的農業政策改革也應同時推進」國民民主黨的玉木代表在仙台市對記者表示:「政府釋出儲備米,將儘可能以低價供應大米,對此我希望能順利推進,但對農民來說,生產成本也在上升,處境嚴峻,僅僅降低價格並不能解決問題。」
消費者の
手取りを
増やして『
買う
力』をつけていくのと
同時に、
農家の
手取りを
増やす政策が
大事だ。
同時提升消費者的可支配收入以增強其「購買力」,以及提高農民收入的政策都很重要。
事実上、
続けてきた
減反政策をやめ、
生産費を
下回る販売価格になった
場合は
直接支払いで
所得補償をして
いく政策に、
大きく
転換していくことが
不可欠で、
本質的な
農政改革も
同時に進めていくべきだ」と
述べました。
事實上,必須大幅轉變為停止持續推行的減產政策,改為在銷售價格低於生產成本時,以直接支付的方式進行收入補償,並且應同時推進本質性的農業政策改革。