4月つきの消費しょうひ者しゃ物価ぶっか指数しすう3.5％上昇じょうしょう 米べい類るいは98.4％で上昇じょうしょう率りつ 過去かこ最高さいこう

総務そうむ省しょうによりますと、4月つきの消費しょうひ者しゃ物価ぶっか指数しすうは、生鮮せいせん食品しょくひんを除のぞいた指数しすうが2020年ねんの平均へいきんを100として110。

上昇じょうしょう率りつは前まえの月つきから0。

政府せいふの電気でんき・ガス料金りょうきんへの補助ほじょ金きんが縮小しゅくしょうされたことなどが要因よういんで、「電気でんき代だい」は13。

さらに、食料しょくりょう品ひんの値上ねあがりも続つづいていて、このうち「米べい類るい」は98。

コメに関連かんれんする品目ひんもくでは、「おにぎり」が18。

このほか、「鶏卵けいらん」は鳥とりインフルエンザの発生はっせいが相次あいついだ影響えいきょうで10。

一方いっぽう、野菜やさいや果物くだものなどの「生鮮せいせん食品しょくひん」は3。

コメの価格かかく高騰こうとう スーパーでパンを使つかった商品しょうひん 販売はんばい強化きょうかへ

コメの価格かかく高騰こうとうが続つづく中なか、都内とないのスーパーでは、ハンバーガーなどパンを使つかった商品しょうひんの販売はんばいを強化きょうかしようとしています。

東京とうきょう 台東たいとう区くのスーパーでは、販売はんばいしている総菜そうざいや弁当べんとうの多おおくを店内てんないで調理ちょうりしています。

これまでごはんとおかずをセットにした弁当べんとうのほか、カツ丼どんぶりや中華ちゅうか丼どんぶりなど、コメを使つかった商品しょうひんの販売はんばいに力ちからを入いれてきました。

しかしコメの価格かかく高騰こうとうが続つづき、ことし3月つきにはコメの仕入しいれ価格かかくが去年きょねんの同おなじ時期じきのおよそ2倍ばいに上昇じょうしょうしました。

こうした状況じょうきょうを受うけて店みせでは、ハンバーガーなどパンを使つかった商品しょうひんの品しなぞろえも強化きょうかすることにしました。

これらの商品しょうひんの販売はんばいは4月つき以降いこう、月つきに数すう回かい設もうけている特売とくばい日びで行おこなっています。

これまでにメンチカツや白身しろみ魚ぎょのフライをパンに挟はさむなどした5種類しゅるいの商品しょうひんを販売はんばいしました。

特売とくばい日びの前日ぜんじつにはチラシを配くばるなどして商品しょうひんの宣伝せんでんを行おこない、前回ぜんかいの特売とくばい日びにはコロッケを挟はさんだパンおよそ60個こが売うれたということです。

島田しまだ屋やの商品しょうひん部ぶの秋山あきやま賢次けんじ部長ぶちょうは「物価ぶっか高だかは一時いちじ的てきなものではないと思おもっています。

食料しょくりょう品ひんの価格かかくなどが上昇じょうしょうしていることについて、買い物かいものに訪おとずれていた30代だいの女性じょせいは「お米べいの代かわりに冷凍れいとううどんやパスタ、パンなどを買かって工夫くふうしています。

70代だいの男性だんせいは「物価ぶっか高だかを乗り越のりこえるための工夫くふうは特とくにしていませんが、代かわりに遊あそびやレジャーを切り詰きりつめています。

大手おおてスーパー 総菜そうざいの容器ようきを見直みなおし コスト抑おさえる

食材しょくざいの仕入しいれ価格かかくが上昇じょうしょうする中なか、大手おおてスーパーでは、コストを抑おさえるため、総菜そうざいの容器ようきを見直みなおしました。

全国ぜんこくに店舗てんぽを展開てんかいするスーパーは、ことし3月つきから、自社じしゃで製造せいぞうする肉にくじゃがやきんぴらごぼうなど8種類しゅるいの総菜そうざいの容器ようきを見直みなおしました。

コストを削減さくげんするのがねらいで、それまで使用しようしていたプラスチックの容器ようきをやめ、発泡スチロールはっぽうすちろ-るのトレーに総菜そうざいを入いれ、フィルムで覆おおう形かたちにしました。

会社かいしゃによりますと、食材しょくざいの仕入しいれ価格かかくが上昇じょうしょうする中なか、容器ようきを見直みなおしたことで、価格かかくを据え置すえおくことができたということです。

買い物かいもの客きゃくからは、容器ようきの見直みなおしによって「商品しょうひんの中身なかみが見みえやすくなった」という声こえもあるということで、会社かいしゃでは今後こんごも同様どうようの商品しょうひんを増ふやす方針ほうしんです。

イトーヨーカ堂いと-よ-かどう惣菜そうざい部ぶの中坪なかつぼ礼あや統括とうかつマネージャーは「価格かかくはお客おきゃくさんにとって買かうかどうかを判断はんだんする要素ようそになる。

コンビニおにぎり のりを使つかわず価格かかく抑おさえる

コンビニチェーンの中なかには、コメに加くわえてのりの価格かかくも上昇じょうしょうしていることから、のりを使つかわずに価格かかくを抑おさえたおにぎりの品しなぞろえを増ふやしているところもあります。

この会社かいしゃでは、のりを使つかわないおにぎりの種類しゅるいを増ふやしていて、現在げんざいは8種類しゅるいを販売はんばいしています。

コメに加くわえてのりの価格かかくも上昇じょうしょうが続つづいているため、のりを省はぶくことで、価格かかくを抑おさえるのがねらいです。

会社かいしゃでは、今後こんごも雑穀ざっこくを混まぜたものなど、のりを使つかわないおにぎりの種類しゅるいを増ふやしたいとしています。

会社かいしゃでは4月つき、コメを使つかったおにぎりや弁当べんとうの一部いちぶを値上ねあげしました。

食料しょくりょう品ひんの値上ねあげなどが相次あいつぎ、消費しょうひ者しゃの節約せつやく志向しこうが続つづく中なか、価格かかくを抑おさえた商品しょうひんの品しなぞろえも増ふやすことで、消費しょうひ者しゃの多様たようなニーズに対応たいおうしていきたいとしています。

ファミリーマート商品しょうひん本部ほんぶの田澤たざわ勲いさおマネジャーは「原料げんりょう価格かかくが上あがったから売価ばいかにすぐに反映はんえいするというのは、客きゃくのニーズを考かんがえると難むずかしい。